久しぶりの千鶴

先週も予告した通り、今週はイラストをアップします。

街破壊巨大少女幻想115

注意事項。イラストの著作権は作者様に所属します。無断転載は厳禁です。
Warming! Reprint without permission prohibition!

OMC経由で依頼したイラストで、作者はri-ko様です。2回目の依頼ですが、破壊描写のリアルさがツボですね~。今回依頼した千鶴はオリキャラの巨大格闘少女ですが、こんな調子で街を破壊しながら戦ってしまいます。しかも本人は楽しんでいる……そんなキャラです。また自分でも描いてみたくなりました。やっぱり自分で考えたキャラですからね。

次回の更新予定は……ちょっと未定です。ただ、残り少ない年内はホームページ上の連載「反逆の従者」の完結に全力を尽くしたいと思っています。予定よりずっと長くなってしまいましたが、後少しですからね。最後にももちろん箱庭内での巨大化バトルがありますのでご期待ください。次の更新話から最後の巨大化バトルですよ~。

……胸郭出口症候群のせいで右腕が痛むのが問題ですが。

小さな破壊神VS巨大少女怪獣(中編)

更新が遅くなって申し訳ないです……。前々からなんですが、どうも周期的に気分が沈む状態に悩まされていて、前回の更新後あたりから創作どころではなくなっていました(ホームページの止まったのも同じ原因)。しかも、昨日の朝からは「胸郭出口症候群」のせいで右腕が酷く痛む始末。これは医者に行って軽くはなったのですが、散々でした。それでも、何とか書き上げましたのでアップします。本当は前後編で完結の予定だったのですが、今回は中編とさせてもらって、いちゃいちゃシーンは次に回します。巨大化した女の子たちの破壊的いちゃいちゃも書いてて楽しいですからね。

……
水奈の突撃を、ハルカは正面から受け止めた。スニーカーで足元の車を派手に踏み潰しながら両手でガードしたが、その程度では止められなかった。
「絶対に許さないんだから!」
心の底から感情をぶちまけながら、ハルカの両手を掴むとそのまま力を込めて投げ飛ばす。
「えっ……きゃっ!」
思わず女の子らしい悲鳴が口をついたものの、30倍サイズに巨大化していては被害は甚大だった。白いパーカーとミニスカートの下で巻き添えになった住宅が次々に潰れ、マンションを背中で破壊してようやく止まったからである。短いスカートの奥の下着も丸見えだったが、気にしている余裕はなかった。
後先考えずに、水奈が飛びかかってきたかと思うとそのまま組み付いてきたからである。それだけでハルカが半壊させたマンションは完全に破壊され、瓦礫が周囲の建物などを巻き込む。
「ち、ちょっと水奈止めて!」
心のどこかでは全身を使って建物を壊し尽くすことに快感を覚えながらも、ハルカは抗議の声を上げた。幾ら身体は痛くないとはいえ心の痛みまでは誤魔化せなかった。
「嫌よ! 罰としてこーしてやるんだから!」
ハルカが反論する余裕もなかった。両腕で親友の巨体をロックした水奈は周囲の建物にも構わず思い切り転がったからだった。巨大な二人の少女によって、小型のビルや住宅、商店などが原型を残すことなく壊されていく。少女たちの洋服からも瓦礫やスクラップがぼろぼろとこぼれ落ち、そこに切れた電線が絡みつき火花を散らす。
水奈が転がるのを止めたのは二車線の大通りまで来た時だった。ハルカの上に馬乗りになったまま、道路上のバスを掴む。
「お姉ちゃんから教えてもらった遊びをしてあげる! ほらほら!こーすると気持ちいいでしょう?」
悪魔のような笑みを浮かべながら、水奈は手にした大型バスをハルカのパーカーに包まれた小さな胸の谷間に押し付けると、そのままこすりつけた。握力などによってバスは簡単に潰れたが、ハルカは脳が焼けるかのような刺激にあどけない喘ぎ声を上げる。
「あっ……! 止めて止めて! なんか……下から出ちゃう!」
「やっぱりね。お姉ちゃんこれが気持ちいいって言ってたけど、本当みたいね」
<ちょっとちょっと水奈! 大声で言わないで!>
「お姉ちゃんが遊びまくってるのはみんな知ってるわよ。お姉ちゃん胸が大きいから谷間で何でも壊してしまうって」
<……>
イヤホン越しに姉が沈黙するのも構わず、水奈はバスを放り投げると、愉悦に溺れて惚けるハルカの巨体を無理やり起こした。
「もっともっと壊して遊びたい?」
「うん……。お願い……」
目がとろんとして、返事も夢見心地だったが、水奈は<お願い>を忠実に実行に移した。笑いながら、ハルカの巨体をまだ壊していなかったビルに叩きつけたからである。抱きつくような形になったが、勢いがついていたので建物は簡單に倒壊し、周囲に瓦礫を派手に撒き散らす。ハルカもまたその上に転がる形になったが、水奈はさらに物のように転がして、周囲を壊滅に追い込んでしまった。
「いけない子ね。こんなに派手に壊してしまうなんて。ハルカのせいでみーんなめちゃめちゃじゃない」
「仕方ないじゃない……巨大化してるんだから……」
「そうだけど、こんなに素直だと張り合いないわね。さっきまでの元気はどこにいったのよ」
「さあ……。もっともっと壊したい……」
「さすがはハルカね。たった一時間で街を一つ壊滅させて得意そうにしてただけあるわね」
両手を腰に当てて呆れていた水奈だったが、自分の圧倒的な優位を確信して完全に気が緩んだ。腑抜けになったハルカの相手をする気が無くなって、背中を向けたからである。
「勝手に壊したらいいじゃない。水奈も勝手に遊ぶから♪ この街ぜーんぶ壊してしまうんだから」
恐ろしいことを平然と言い切って、水奈は道路上の車をまとめて蹴散らしながら歩き始める。
「あ、工場とかまとまってるじゃない。あそこ壊して遊んだら大爆発しそう♪」
すぐに新たな標的を見つけて、平然と住宅地に足を踏み入れる。小さな建物が紙の模型のように簡単に壊されていき、少女のスニーカーによって踏み潰されていったが、水奈は楽しそうに壊し続ける。
一通り住宅地を破壊し、いよいよ工業地帯に足を踏み入れようとした、その時だった。
背後で建物などが壊される音がしたような気がして、水奈は反射的に振り向いた。てっきりハルカが勝手に遊んでいるだけと思っていたのだが……。
いきなり、正面からタックルを受けて巨大化した少女は工場の敷地の中に思い切り突き飛ばされた。全身で建物やプラントを破壊し、倒れた煙突がまとめて体に当たる。
「油断したわね。本当に甘いんだから」
タックルを仕掛けたハルカの勝ち誇ったような声が響き渡る。
「さっきはよくもやってくれたわね。お返しするんだから!」
周囲の建物をさらに壊し、煙突などをかき分けてようやく水奈は体を起こした。短めのジーンズスカートの下では工場が無残に潰れていたが、その破壊の快感を味わうより早く、ハルカに腕を掴まれる。
「あっ……」
「この工場壊して遊ぶわよ! 水奈の体を使ってね!」
正直なところ、水奈は為す術がなかった。そのまま投げ飛ばされてさらに全身で工場を破壊してしまったからである。そこに倒れた煙突を叩きつけられ、たまらず転がってしまったが、その瞬間。何かに引火したのか大爆発が発生した。さすがのハルカも慌てて目を覆ったが、すぐにただの「演出」であることを思い出して微笑む。破壊行為も楽しかったが、こうやって炎上させてしまうのも怪獣のようで面白かった。
「こーなると一段と燃えるわね。巨大少女怪獣ハルカ、炎の力を借りてパワーアップ!」
思わずつぶやきながら水奈に対する復讐を続ける。工場が全て破壊され、盛大に黒煙や炎を吹き上げるようになっても水奈は反撃一つしなかった。

「……大丈夫かい? このままだと水奈ちゃんがヤバいよ」
モニターで仮想空間内を見つめながらスタッフAがつぶやく。
「心配性ね。水奈は平気よ。ああ見えても打たれ強いんだから。それに……」
「それに?」
「ハルカちゃんは怪獣だけど鬼じゃないわ。そろそろかもね」
水奈の姉・杏奈は平然としていた。まるで何かを確信しているかのように。

……

次回の更新は来週の予定です。もちろん、イラストをアップします。SSの方は……年内に完結するように頑張ります。ホームページの連載小説「反逆の従者」もラストなのでそっち優先になると思いますが……。

巨大ロリっ子の見る夢は

SSの更新がちょっと遅れそうなので、今回はイラストを掲載します。

街破壊巨大少女幻想114

注意事項。イラストの著作権は作者様に所属します。無断転載は厳禁です。
Warming! Reprint without permission prohibition!

OMC経由で依頼したイラストで、作者は秋雪様です。初めて依頼した先ですが、迫力ありますね~。パーカー姿の女の子が思い切り電車を壊して遊んでいます。……実は、この女の子の「夢」をイラストとしたものです。可愛い顔をしていますが、内面では破壊衝動の塊というわけです。きっと、怪獣映画でも見て刺激されてしまったんでしょうね。この後、立派な胸や太ももで電車を壊してしまいそうです。さらに高架線も踏み潰したり、蹴飛ばしたりやりたい放題でしょう。この子の「将来」が楽しみです。

最近は色々と多忙で更新間隔が落ちていますが、これからもずっと続けるつもりでいますので、ご愛顧願います。


たまにはボーイッシュ系も

久しぶりのイラストの更新です。
申し訳ないですが、今週のホームページの更新はお休みさせてもらいます。どうしても小説の続きが書けませんでした。いろいろあって多忙なのも一因ですけどね。ラストは見えているのですが、そこに至るまでの過程で悩んでいるところです。

街破壊巨大少女幻想112

注意事項。イラストの著作権は作者様に所属します。無断転載は厳禁です。
Warming! Reprint without permission prohibition!

OMC経由で依頼したイラストで、作者は水原明様です。初めて依頼した方なのですが、とにかく女の子がいい感じですよね~。ほとんど男の子みたいですが、これぐらいボーイッシュな女の子もとっても好みなので嬉しい限りです。きっとボクっ娘で、顔に似合わず派手に暴れまくりそうですね!

おまけに手前味噌ではありますが、自作のイラストも上げておきます。

街破壊巨大少女幻想113

思いつき半分描いてみたロリっ子巨大娘です。こういう子にパーカーはよく似合いますよね~。出来はさておき、個人的にはかなり気に入っています。

<宣伝>
10/9(日)インテックス大阪で開催される「東方紅楼夢」にサークル参加します。スペースNOなどは下記の通りです。

スペースNO:せ―04a サークル名:すいかやさん&木蘭優駿

当日は私が売り子しています。新刊はありませんが、東方キャラの巨大化小説本の無配なども並べていますのでお気軽にどうぞ! 東京より西はほとんど行く機会がないと思いますのでこの機会に是非どうぞ。
また、10/16(日)東京ビックサイトで開催される「博麗神社秋季例大祭」にもサークル参加します。スペースNOなどは下記の通りです。

スペースNO:い―08b サークル名:すいかやさん&木蘭優駿

こちらも当日、私が売り子していますのでどうかよろしくお願いします。

小さな破壊神VS巨大少女怪獣(前編)

今回はガリクソン様からのリクエストに応えて、水奈&ハルカのSSをお送りします。ただ破壊するだけではちょっとつまらなかったので、今回はこんなお話にしてみました。

……
「元気出しなさいよ、水奈ったら。半分は水奈が悪いんでしょう」
「違うったら! 悪いのはハルカの方だってば!」
大学生の姉・杏奈の言葉に、妹の水奈は全力で反論した。
今日は久しぶりにシティクラッシュゲーム(CCG)のテストプレイの日だったが、そのプレイヤーである水奈の機嫌がいつもよりずっと悪かった。
「ハルカかが水奈の言ったことをぜーんぶバラしたんだから! ハルカのこと信じてたのに……」
「でも言ってはいけないことを言いまくっていたのは水奈じゃない。だから無料通話アプリは気をつけないとダメだって言ってたのに」
「ハルカは絶対バラさないと思ったのに……」
姉にそっくりな正統派美少女の水奈だったが、むくれまくっていては台無しだった。
「水奈ちゃん、今日の実験どうする? 準備は全部整ってるけど」
いつもは楽天的なスタッフAが心配そうに尋ねてくる。
「ん……。そのままやっちゃって。変更なし」
「いいのかい? 水奈ちゃんそんな気分じゃないように見えるよ」
「そんな気分じゃないからやってもらうのよ。架空の街を徹底的に壊して暴れれば少しはすっきりするんじゃない? それに……」
「それに?」
「ちょっと面白いこと思いついたからそのまま実験するわよ。水奈、準備して」

身長50メートル近くまで巨大化した水奈が、仮想空間上に作られた巨大都市に降り立ったのは、それからしばらくしてからのことだった。
「今日はやりたくないのに……」
<贅沢言わないの。この実験、準備に凄く手間がかかるんだから。ドタキャンは出来ないのよ>
耳の中の超小型イヤホンから姉が注意する。それがまた面白くなかったこともあり、水奈は足元の車数台スニーカーの先で思い切り蹴飛ばして破壊する。
Tシャツにデニムスカート、羽織っただけのシャツというシンプルな私服姿のままだったが、巨大化しているのでやりたい放題だった。
「……やればいいんでしょう? やれば」
<そういうこと♪ どーしても今回のテストは必要なのよね。オプションを追加してるし>
「オプション?」
<ま、それはすぐに分かるわ。とにかくいつもみたいに好き勝手に暴れて。その街ぜーんぶめちゃめちゃにしていいから>
それで姉からの通信は終わったが、水奈は辺りを見回して小さく溜息をついた。
今立っているのは中心部に近い鉄道の駅の前だった。新幹線も通っている大型の高架駅で、ロータリーには高架の歩道橋も渡されていたが、水奈にはただのおもちゃにしか見えなかった。
もう、お姉ちゃんったら。いっつもこーなんだから!
親友と姉への怒りが、破壊衝動に転じるまでほんの一瞬だった。ぐっと唇を結んだ巨大少女は後先考えずに駅前のロータリーを蹂躙し始めたからだった。巨大なスニーカーが凶器と化して車やバス、歩道橋をまとめて破壊していく。道路は踏み抜かれて足跡だらけになり、バスターミナルはバスごと破壊され、一部の車両が爆発して黒煙を吹き上げ始める。
それでも水奈は止まったりしなかった。ロータリーなどを破壊すると今度は目の前のビルに容赦ないキックを浴びせたからだった。スニーカーの先がめり込んで建物を貫通し、そこから建物は崩壊していく。
「いつものことだけど簡単に壊れるわね……」
数十棟のビルを瓦礫に変えて、水奈は少しだけ気分が晴れるのを感じていた。この架空世界にいる限り、自分は無敵そのものだった。
<いい調子ね。そのまま高架駅も壊してしまいなさいよ。怪獣みたいにめちゃめちゃにね♪>
「もちろん!」
水奈の口元に笑みが浮かんだ。ようやく吹っ切れたのだろう。いつもの調子を取り戻した巨大化少女は躊躇い一つ見せずに大型の駅へと襲いかかっていった。
最初に、駅の上に立つビルを思い切り殴りつける。それだけで階層がむき出しになったのを見ると、華奢な肩でショルダータックルを食らわせる。巨大化した水奈の全体重を受け止めて駅ビルは簡単に崩壊して、駅の反対側も瓦礫に変える。そこに水奈はスニーカーに包まれた足を入れると、笑いながら歩き始めてしまった。足元ではホームや電車がまとめて潰され、原型を失っていったが、水奈は壊れた部分に両手をかけてそのまま引きちぎってしまった。
「えいっ!」
気合とともにまだ無傷の部分に叩きつけてさらに破壊すると、蹴飛ばして思い切り踏み潰す。ありとあらゆる建造物や電車が破壊される轟音が響き渡ったが、気持ちよくて仕方なかった。
「あ、電車あるじゃない♪ これで遊ぼうっと」
高架駅の中心部をほぼ壊滅させて、水奈は新たな獲物を見つけた。無造作に瓦礫の上に膝をつくと、既に半分の車両が破壊された電車を掴み上げたからである。
「電車はね……こーやって壊してしまうの!」
独り言のようにつぶやきながら、簡単に握り潰す。ただのスクラップになったのを確かめると投げ捨てて、別の車両はまだ壊していない建物に投げつけてまとめて破壊してしまった。
一通り電車で遊んでから、水奈は瓦礫を落としながら立ち上がった。周囲を見回して自分の破壊力を確かめると、それこそ調子に乗って暴れ始める。
高架駅の残りの部分を手足を使って完全に破壊する。
駅前にあった大型デパートやファッションビルをまとめて薙ぎ倒し、瓦礫を踏み潰してポーズを決める。
大通りの車を全て破壊しながらスライディングを敢行する。
こうして、可愛らしい顔をした巨大美少女の手によって、巨大都市の一部は完全に壊滅した。
<相変わらず水奈は派手に暴れるわね~>
瓦礫とスクラップを踏みつけながら大通りで休息していると、イヤホン越しに姉が話しかけてきた。
「当然じゃない。水奈は<小さな破壊の女神>だもん」
<そうよね。だったら<巨大少女怪獣>の相手をしてもらうわよ。小さな破壊の女神さん>
水奈が驚く間もなかった。
無傷だった車を盛大に踏み潰しながら、親友のハルカが巨大化した状態で大通りに降り立った。

「ハルカ……」
「わたしもテストに付き合うわよ。杏奈お姉ちゃんから誘われたの。久しぶりにいいでしょう?」
<中途参加機能、問題ないみたいね。今度から途中からでもプレイに参加できるようになったのよ>
「お姉ちゃん、早く言ってよ」
<言ったら水奈はテストに参加しないでしょう?>
姉の言葉に、妹は何も言わずに俯いた。まさにその通りだった。
<さあ、仲直りしなさい。意地を張ってもいいことなんて無いんだから>
「そういうこと。さ、いつものように遊ばない?」
ハルカが無造作に歩いてくる。長めのソックスとスニーカーに包まれた足が次々に車を壊し、アスファルトを陥没させていたが、慣れているので気にしたりしない。
しかし、水奈は……。
「嫌っ!」
激情が心を満たすのと同時に、水奈は近づいてきたハルカを思い切り突き飛ばした。不意を突かれて、巨大化したポニーテール少女は大通りの上に簡単にしりもちをつく。
「絶対に許さないんだから! ハルカばっかりいい子ぶってずるい! ハルカだって悪いのに!」
<水奈……>
「だいたいぜーんぶハルカが悪いんだから!」
最早水奈を止めることはできなかった。一時的にしろ、理性のタガが外れた巨大少女は、長い髪をふわりと翻しながらハルカへと飛びかかっていったからである。両手で相手の全身を掴むと、巨大化しているのもお構いなしに転がる。その先にあったのは低層の住宅が立ち並ぶ地区だったが、水奈とハルカの巨体によって簡単に破壊されて瓦礫となっていく。
「ち、ちょっと水奈……」
仮想空間上にいる為、痛みは感じなかったが、さすがにハルカは慌てていた。いつもは大人しい水奈とは思えない暴走ぶりだった。
「許さないんだから! えいっ!」
何にもできないまま、ハルカが投げ飛ばされた。受け身すら取れないままパーカーに包まれた背中でマンションの中央部を崩壊させ、伸びた手足も他の建物を巻き込む。巨大化しているため、被害は甚大そのものだった。
「水奈! わたしの話も聞いて!」
「嫌! えいっ!」
ハルカの言葉を無視して、水奈は攻撃を続けた。近くにあったビルを土台ごとを引き抜くと、親友目かげて投げつけたからだった。さすがにハルカは両手で庇ったので、建物はバラバラになり、周囲を破壊するだけで終わる。ハルカのパーカーやミニスカートにも破片が派手に降り注ぎ、少女の心を熱くしていく。
「水奈……」
「巨大少女怪獣ハルカ。退治してあげる!」
言い切るのと同時に、水奈は羽織っただけのシャツを翻しながら飛びかかってきた。後先考えていない攻撃だったが、さすがにハルカは避ける。
「本気なの?」
「本気に決まってるじゃない!」
誤爆した水奈は、ハルカが壊したマンションの隣りにあったビルをその巨体で破壊していた。髪を後ろにやり、まとわりつく瓦礫や建物の残骸を振り落として構える。それを見てハルカも破片などを落としながら立ち上がる。
Tシャツにジーンズスカート、シャツ姿の清楚な巨大少女と、白いパーカーにミニスカート姿でポニーテールがよく似合う活発な巨大少女が瓦礫の上で向かい合う。
「いくわよ!」
水奈の宣言と共に、破壊神と怪獣の二つ名を持つ巨大化少女たちの戦いは始まった。

……
というわけで、水奈とハルカの巨大化したままの大喧嘩が始まってしまいました。これで街は壊滅してしまいますね。

次の更新は来週、イラストの更新を予定しています。
プロフィール

Author:小笠原智広
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