ふたりはDANZEN破壊系!

少し余裕が出てきたので更新間隔を短くしました(笑)。ホームページの方で連載を始めた「港町の守護巫女」は多くの方が読んでくれているようで、作者としては嬉しい限りです。今後も頑張って取り組んでいきますので応援をよろしくお願いします!
というわけで、今回はイラストのアップです。

街破壊巨大少女幻想22


注意事項。イラストの著作権は作者様に所属します。無断転載は厳禁です。
Warming! Reprint without permission prohibition!

今年の9月にOMC経由で依頼したイラストで、作者はrioka様です。カジュアルな服装の巨大な女の子二人が街を壊し尽くしてしまいました(笑)。いつもと違うタッチのイラストですが、なかなかの作品だと思います。
続いて、恒例のSSをどうぞ(これを楽しみにされている方がいるのは心強いです!)

……
香乃(かの)と京美(ちかみ)の二人は、人には知られていなかったが、不思議な特技を持っていた。一人だけでは何もできなかったものの、二人で力を合わせると「もう一つの空間」に実在・非実在問わず大きな街を再現してしまう事が出来るのだ。そして、その内部では……二人は巨大な破壊の女神と化すのだった。

「ねえ、京美。遊ばない?」
さらさらのロングヘアをカチューシャで留めた少女……香乃が京美に声をかけたのは、二人で仲良く宿題をしていた時の事だった。今日は日曜日。天気が悪かったので外出も出来ず、結局香乃の家で宿題をしていたのだが……。
「いいよ。何する?」
「もちろん、街壊し遊び!」
「また……? 最近毎週じゃない」
「だって楽しいじゃない。あそこならわたしたちは無敵の正義の味方なんだから」
「あんなにめちゃめちゃにしておいて正義の味方も何も無いじゃない」
「正義には犠牲がつきもの。さ、準備して。京美がその気にならないと駄目なんだから」
「判ってるわよ。……服装はどうする?」
「この服装でいいじゃない。それとも制服にする?」
「制服は先週やったから今日はこれ。あ、特別オプションは?」
「いるいる。あれをつけると面白いから」
「いいわよ。……さあ、始めるわよ!」

それからしばらくして。香乃と京美は30倍サイズに巨大化してもう一つの空間に作られた街に降り立った。
香乃はブラウスにネクタイ、チェックのスカートにソックスとスニーカー。京美はパーカーにショートパンツ、ニーソックスにスニーカーというどこか子供っぽい姿だった。
「あ、いきなり壊しちゃった」
最初に声を上げたのは香乃の方だった。きょとんとして京美がその方向を見ると、巨大化した少女の足元では高速道路の高架線が無残に両断されていた。車もまとめて潰され、一部が炎上していた。
「今日は早いわね。わたしも負けていられない!」
子供っぽい顔だちの為か、可愛らしい雰囲気を漂わせた京美が宣言したかと思うと思い切り足を振り上げたのはその時だった。一瞬の内にソックスとスニーカーに包まれた足は凶器となって大通りに面したビルを襲い、たちまちの内に崩壊させる。それでも京美は口許に笑みさえに浮かべたまま瓦礫に足を踏み入れると、その場に座り込んでさらに壊してしまった。1000トンを越える体重にのしかかられて、ビルどころか地面すらも陥没していく。
それを見ながら香乃も容赦なく大暴れしていた。既に壊してしまった高速道路をだけで壊して歩いてしまうと、壊した部分を持ち上げて周囲のビルをそれで壊し始めてしまったからだった。
「やっぱり二人もいると簡単に壊れるわね」
心から嬉しそうに香乃が言ったのは、周囲があらかた壊滅した後の事だった。瓦礫やさっき壊した通勤電車を踏み潰してポーズを決めて見せる。これでも巨大な正義の味方のつもりらしい。
「ほんと。でもそろそろあれが出てくるわよ。気をつけて……」
京美の言葉は謎の咆哮によって遮られた。まだ壊していない地区を蹂躙しながら、二人の巨大少女と同じ位の背の高さの怪獣が襲いかかってきたからだった。
「きたわね。……にしても、動きが良過ぎない?」
「当たり前じゃない。架空の生き物なんだから。着ぐるみではこうもいかないわよ」
「最初はわたしが相手するから。……えいっ!」
怪獣の直線的な動きを、巨大化した香乃は簡単に受け止めた。スカートも構わずに蹴りを入れて怯ませると、アタリの建物をまとめて壊しながら投げ飛ばす。またもや瓦礫が増えたが、香乃は構わずにジャンプすると、怪獣の上にボディプレスを食らわせる。
「ちよっと、その技は止めてよ。地震が起きて街が壊れちゃう」
衝撃でバランスを崩して、ビルなどを壊しながら座り込んでしまった京美が文句を言う。そう言いながら、ショートパンツで道路上の車などを全て壊してしまったのだが、もちろん本人は気にしていない。
「いいじゃない。どうせここまで壊れたら同じなんだから。ほら、京美も手伝って!」
「判ってるわよ!」
怪獣が起きたのに合わせて、京美も立ち上がった。そのままパーカーなどから瓦礫を落としながら怪獣に攻撃を加える。二人の巨大少女が正義の味方となって怪獣と戦う事によって……かえって街は無残に破壊されていく。
それでも、二人は心の底から大暴れを楽しみ続けているのだった。

……
次回の更新予定は……今のところ未定です。ただ、イラストの発注は続けているのでお楽しみに!
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