巨大格闘少女・千鶴降臨

ようやくノベルゲームの制作も終わったので、更新を再開します。まだ調子が微妙ですが……。

街破壊巨大少女幻想7

注意事項。イラストの著作権は作者様に所属します。無断転載は厳禁です。
Warming! Reprint without permission prohibition!

今年の8月にOMC経由で依頼したイラストで、作者は棗 葉様です。……いつもよりずっと巨大な少女(というより美女ですが(笑))です。依頼はいつも通りだったのですが、優に100倍サイズはありそうです。でも、文句無しの美人で迫力満点なのでかなりのお気に入りだったりします。
というわけで、恒例のSSいきます!

……
決して小さいとは言えない街に怪獣が出現した。身長は何と150メートル以上。高層ビルが怪獣の形を取って大暴れしているようなものだった。街はそれこそおもちゃのように壊されていくばかりだった。
「住民は全員避難完了しています。後は決断だけです」
防衛大臣は首相に促した。自衛隊でも正義のヒーローでも倒せないとなると、後は「プロジェクトC」を発動するしかなかった。
「うむ。……じゃ、プロジェクトCで万事よろしく」
「迷って下さいよ、少しは! プロジェクトCを発動するという事は毒をもって毒を制するようなものなんです!」
「まー倒せればいいんじゃないの? 住民はみんな避難したんでしょう?」
「そうですけれどね」
「はい。決まり決まり。早くしないと東京まで壊滅しかねないでしょう」
「……その通りです」

怪獣によって蹂躙される街に、プロジェクトC……巨大少女の千鶴(ちづる)が降り立ったのはその直後のことだった。身長約160メートル、色々な意味で見事な肢体を白い丈の短い着物と真紅の幅広の帯、黒のスパッツ、そして白いソックスにスニーカーという姿で包んでいたが、その口許には不敵な笑みが浮かんでいた。
「あの怪獣を退治すればいいんでしょう? 任せて」
帯と同じ色の手甲で覆った右手を握りしめて、千鶴は断言した。いかにも格闘をやっていそうな少女であるが、実はこの姿、ただの「コスプレ」である。それでも怪獣退治の切り札とされているのは……巨大化できる上に出鱈目に強いからだった。
「でも。この街は<戦場>になるわよ。それでもいいんでしょう?」
「構わない! とにかくここで食い止めてくれ! 君なら出来るはずだ!」
自衛隊のヘリから呼びかけているのはもちろん防衛大臣である。
「了解。この街全部使っていいなんて……興奮するわね!」
大臣が巨大少女の言葉にある種の危険を感じるのと同時に。
ついに千鶴は動き出した。大きな交差点に車などを踏み潰しながら立っていたものの、簡単に蹴散らしながら怪獣に襲いかかっていったからである。長さ約23メートルはあるスニーカーの下で住宅街が全て潰れてしまい、立ち並ぶビルも軒並み倒壊したが、いきなり怪獣にキックを食らわせる。しかし、よりによって相手の一番丈夫な部分だったので、反動で巨大な千鶴はアーケードで覆われた商店街の上にしりもちをついてしまった。
「あーあ。壊しちゃった。でも仕方ないわね。これは戦闘なんだから!」
まったく罪悪感を感じていないのだろう。千鶴はすぐに立ち上がると、着物やスパッツから破片を落としながら構え直したが、その時には怪獣が逆襲に転じていた。いきなり、腕を伸ばすと、そのまま叩きつけるようにして転がしてしまったからだった。
「ひっどーい! そこまでやるなんて……!」
口ではそう言っている千鶴だったが、内心ではあまりの破壊劇にわくわくしていた。巨大な彼女が動くだけで建物は次々に破壊され、瓦礫が増えていく。一部は炎上して黒煙を吹き上げていたが、それすらも平気なので無造作に瓦礫を踏みつけながら立ち上がる。
「そろそろお仕置きが必要ね。まずはこれ!」
平然と言い切って、千鶴は反撃に出た。残っていたビルなどを蹴散らしながら突き進むと、電車の編成を片手で持ち上げてしまったからだった。それだけならまだしも、思い切り怪獣に叩きつけて怯ませると、体を低くしてタックルを食らわせる。その一撃で怪獣はバランスを崩して倒れる。
「今度はこれ! えいっ!」
次に千鶴が武器にしたのは、まだ無傷だった大型のマンションだった。何と土台から引き抜いてしまうと、笑いながら叩きつける。それだけで、建物は完全に砕け散ってしまった。
「さあ、これで……あっ!」
油断したのがまずかった。怪獣は千鶴の着物に包まれた腕を掴むと、建物の密集する地区へと投げ飛ばしたからだった。スニーカーに包まれた足で建物を全て壊しながら踏み止まろうとしたものの、自分の背丈の半分の高さを誇るビルに正面からぶつかってしまった。豊かな胸が中心となって建物を破壊し、止めに全体重を押しつけることによって、簡単に崩壊させてしまう。
しかも、怪獣が攻撃を加えてきたので、千鶴は「やむを得ず」無傷の建物を壊しながら派手に転がった。次々にビルが倒れてきたが、手甲に包まれた手などで叩き壊し、すらりとした足もまた容赦なく住宅などを破壊する。
「あーあ。本当にやっちゃった……」
ようやく安全なところまで逃れて、千鶴はようやく立ち上がった。着物などについた瓦礫を払い落とし、拳を作って身構える。上空の風が不思議と心地よい。
「わたしが戦うだけで街なんてめちゃめちゃね。でも、仕方ないわ。怪獣退治してるんだから」
……本当は違うけど。こんな怪獣いつでも倒せるから、せいぜい街を全部壊してからでもいいわね。なんたって、とっても気持ちいいんだから! こーやって戦いながら街を壊すのは!
怪獣の新たな攻撃を、千鶴は両手を前にして転がる事で回避した。その先にあったのは……鉄道の車両ヤードだったからたまらない。一瞬の内に停まっていた電車は全て破壊されてスクラップと化し、照明灯は簡単に潰れてしまい、電車庫は電車ごと破壊される。それでも、千鶴は潰した電車の上に座り込んで満足そうに笑っていた。
「まだまだよ! さあ、かかってきなさい!」
笑いながら宣言して、千鶴は壊滅した地区を足場に片膝をついて構える。周囲には瓦礫が散乱するだけだったが、なぜか勇ましく見えるのだった……。
……

着物にスパッツ、手甲にソックス、スニーカーという姿も特徴的な格闘少女・千鶴は後日別のイラストでも登場します。実はこういうシンプルで強そうな服装の少女というのもなかなかツボなので(笑)。
次は連載SSを更新して、年内にはもう1枚イラストをアップする予定です。お楽しみに!
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