水奈とハルカ・都市完全破壊の宴

お待たせしました。今日届いたばかりの最新イラストを早速アップします。
今回は、g-boy様や人間ダイナマイト様のサイトにもイラストを提供されているなすみそいため様の作品です。
(10/31午前0時50分頃から午前1時8分までにより前にこのブログを御覧になった方へ。イラストのサイズが今より小さくなっています(750×563)ので確認願います)。
(10/31朝追記。後半の説明に誤字がありました。「杏奈」とすべきところが「ハルカ」になっていました。水奈と同級生のハルカは中学生です(笑))

街破壊巨大少女幻想5A

注意事項。イラストの著作権は作者様に所属します。無断転載は厳禁です。
Warming! Reprint without permission prohibition!

……何と言ったらいいのか、破壊描写の細かさには本当に驚かされます。ラフの段階で一度確認していたのですが、本物はそれ以上でした。非常に手間がかかっているのでしょう。作者様の仕事の細かさと完璧さにはただ感服です。
というわけで、恒例のSSをどうぞ。

……
仮想空間上に作られた都市を完全に破壊するシティクラッシュゲーム(CCG)に、また新たなオプションが付加された。「協力プレイモード」。今までは一人でしか出来なかったゲームが二人でも可能になったのだ。
そのテストプレイが行われる事になるのと同時に、開発スタッフは<破壊の女神>こと杏奈が参加すると確信していた。
前回の「爆発炎上オプション」テストの時も喜んで参加して、たった一人で都市を壊滅させた程である。5歳年下の妹・水奈とコンビを組んでまた大暴れすると思っていたのだが……。
「ん、今回は水奈とハルカちゃんに譲る。いつもわたしばかりだとワンパターンでしょ?」
口許に指を当てる得意のポーズと共に紡ぎ出されたこの言葉で、テストプレイ参加者は決まった。スタッフたちはその真意を掴めず首をかしげたが、その時杏奈と仲のいいスタッフAがにんまりとした事に誰も気づかなかった……。

「うわー。凄い。お姉ちゃん、本当にいいの? 水奈たちだけでこの街をめちゃめちゃにして」
仮想空間上に作られた街に降り立つなり、水奈は恐ろしい事を平然と言ってのけた。
正統派美少女な姉を少しスケールダウンして可愛くしたような少女だったが、無地のTシャツにデニム生地のスカート、羽織っただけのコットンシャツ、そして白のソックスとスニーカーという姿のまま巨大化して大通りに足場を置いていた。
<もちろん。水奈たちの為にいつもよりずっと大きい街を用意してもらったから。好き勝手に暴れて壊しちゃいなさいよ>
いつものように耳元に着けた超小型イヤホンから、杏奈の声が聞こえてくる。
「うん。だってハルカが一緒なんだから。あっと言う間に壊滅するんじゃない?」
「当然じゃない。巨大少女怪獣ハルカなのよ、わたしは」
澄ました顔で言い切ったのは、もちろんハルカだった。この前と同じ白いパーカーにチェックのミニスカート、ソックスにスニーカーという姿で巨大化して水奈の隣に立っていた。足元には小さな車が壊される瞬間を待っている。
<そうよね。じゃ、こっちは<準備>できてるから好きにやっちゃっていいわよ>
杏奈の言葉がまさに合図となった。
身長50メートル近くになった二人の巨大少女は無邪気に笑って最悪の大暴れを始めたからだった。
水奈が振り上げた手によってビルの上半部が吹き飛ぶ。
ハルカが大通りを走ってそこにあった車を全てスクラップに変えて、一部を爆発炎上させる。
水奈の豪快なスライディングによって住宅地がまとめて破壊される。
ハルカの手に高圧電線塔が握られたかと思うと、振り下ろされて商店街がアーケードごと壊滅する。
水奈とハルカが同時にジャンプして着地すると、二人の周囲に巨大地震が発生して一度に瓦礫が増える。
ハルカが水奈を軽く突き飛ばすと、巨大なお嬢様風少女は簡単にしりもちをついて、周囲の建物を全て破壊する。
お返しに水奈はハルカを転がすように投げ飛ばし、大型のスーパーを駐車場の車ごとめちゃめちゃにする。
その度に爆発や炎上も発生して、まさに巨大少女たちによる怪獣映画の様相を呈していく。
「今度はこのあたりを壊してしまわない?」
まるで遊びに行くような口調で、ハルカが言ったのは破壊活動が始まって15分ほどしてからのことだった。彼女の目の前には鉄道の高架線があり、通勤電車も無造作に置かれていた。
「うん。じゃ、競争ね。どっちがたくさん壊せるか。お姉ちゃん、審判して」
<もちろん。じゃ、始め!>
笑いながら発せられた言葉は、二人の少女たちの破壊衝動を燃え上がらせただけだった。
一瞬の内に高架線は分断されて、ステンレス車両の通勤電車は宙に舞って道路に叩きつけられる。
その上に壊されたビルの一部が倒れてきて道路上の車ごと潰される。
ハルカは高架線をスニーカーで全て踏み潰してしまい、水奈はビルを手だけで壊しては、その破片を周囲に叩きつける。
「♪街壊しで一番面白いもの~それはこれ~」
周囲のビルを全て壊滅させて、その瓦礫の上に足場を置いたハルカが掴み上げたのは通勤電車の一部だった。軽く力を込めただけで簡単に潰れてしまったが、笑いながらポーズを決める。
まるで、自分が「巨大少女怪獣」である事を証明するかのように。
一方水奈はその近くでビルを壊していた。手で力を込めただけで、建物は簡単に分断されたが、同時に爆発も発生して少しびっくりする。
<水奈は少しアピールが弱いわね。もっともっと派手にやっちゃって!>
「お姉ちゃん……うん!」
杏奈に促されるまま、水奈は豪快なキックで残っていた部分を吹き飛ばした。瓦礫が宙に舞い、無傷の地区に雨のように降り注ぐのを見ると、長い髪に軽く手をやって不敵に微笑む。その姿は<破壊の女神>と呼ばれる姉にそっくりだった。
<静>の水奈、<動>のハルカ。
対照的な二人による大暴れは、史上空前の被害を都市にもたらしつつあった……。

「どう? 上手く撮れてる?」
「もちろん。しかし、きみが参加しないからおかしいと思ってたら監督とはね」
「わたしの言う事なら水奈もハルカちゃんも聞くじゃない。それにわたしは破壊の女神。街壊しならお手の物じゃない」
「にしても考えたな。水奈ちゃんたちの大暴れをHDで撮影して売るなんて。その手の人間が飛びつくな。1本1万円でも売れそうだ」
「わたしだってお小遣いが欲しいの。もちろん、水奈たちにもたっぷりとボーナスは出すわよ」
「おれはこの様子を撮影するだけで幸せだな。この研究してて良かったぜ」
「次はわたしが出てもいいわよ。どういうシチュレーションがいい?」
「そうだな……」

……
いつもより長文になってしまいましたが、今回はここまでです。それにしても、水奈もハルカも可愛い顔をして鬼畜過ぎます。本当に鬼畜なのはちゃっかり金儲けしている姉かもしれませんが(笑)。ちなみに杏奈は大学に入ったばかりで何かとお金が欲しい年頃なのです。
というわけで、その内再び杏奈ちゃんの大暴れをリクエストしてみたいと思っています。

次回の更新はSS「不思議の国の少女」遊園地バトルの後編です。ちょっとだけシチュレーションを工夫してみたいと思っています。

宣伝。「小笠原智広」名義で普通の小説を書いていますが、現在オリジナル小説用サイトの方では「-少女幻想調査行-深淵の月」の連載を続けています。過去または未来を幻視する力を持つ無愛想な少女・七海と「この世の不思議を見抜く力」を持つお嬢様風の少女・春那のコンビが、月と水の織りなす<深淵>の謎に挑む物語です。現在、第5話までアップしていますが、まだ始まったばかりなので是非読んでみて下さい!

 -少女幻想調査行-深淵の月:メインページ
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コメント

非公開コメント

No title

イラスト&SSの破壊描写っぷりが凄まじいです!
濃厚ですばらしいですねー。
次の更新が楽しみで仕方が無いです。

No title

>寺田落子様
コメントありがとうございます。今回は魅力満点なイラストを見てすぐにSSが完成しました。
大破壊だけを追求していますが、喜んでいただければ幸いです。
次回の更新も楽しみにしていてください。


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Author:小笠原智広
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