白色の巨大ヒロイン、戦う

先週は案の定というべきか、仕事のせいで更新どころではありませんでした。いやはや……。
というわけで、1週スライドしましたが、巨大娘イラストを更新します。
今回の巨大娘のモデルとなったキャラは一発で分かる方が多いと思いますが、問題が生じますのでコメント欄などでモデルのキャラの名前を出さないようにお願いします。でもまあ、初代結構好きだったんですよね~。今も続く人気シリーズの原点となったのは頷ける出来の良さです。設定とかが斬新でしたからね!

街破壊巨大少女幻想88

注意事項。イラストの著作権は作者様に所属します。無断転載は厳禁です。
Warming! Reprint without permission prohibition!

OMC経由で依頼したイラストで、作者はイノセラン様です。
純白のコスチュームが凛々しい正義の味方な少女が戦っている場面をイラストにしてもらいました。この子は普段はおとなしいのですが、いざ怪獣が出現すると巨大化して戦う正義のヒロインです。その外見からは想像もつかない程格闘戦に強く、怪獣も降参するほどです。ただ……戦場となった街が悲惨な状態になるのはある意味お約束です。彼女も壊したくて壊しているわけではないのですが、建物とかは邪魔でしかないですからね。これではどっちが怪獣なのか分かりませんが……。

次回の更新ではSSの新作「魔法使いとその妹と従者(仮)」をスタートします。ホームページの方で連載している巨大娘小説「箱庭世界の巨大少女剣士」のスピンアウト的な作品で、時系列的には第3話と第4話(まだスタートしていませんが)の間に入ります。第3話のラストで、親友の吸血鬼であるロッテから「世界」を再現する箱庭作りを頼み込まれた「万能の魔女」ヒナを主人公に、その妹やロッテに仕える少女剣士も加わって起こる騒動を描きます。もちろん、派手な破壊シーン満載の予定です。お楽しみに。

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過去からの挑戦者(4・完)―舞&由衣破壊騒動記―

ようやく完結編です。時間がかかって本当に申し訳ないです。話が想像したより長くなってしまいました……。
まずはお楽しみ下さい。

……
「道真公……?」
「これはいったいどういうことなのだ?」
「ぐぬぬ……」
「道真公?」
「……ここまでやるとは思わなかった。これでは我々の狙いが果たせぬ」
「まさか巨大化能力を持つ人間が二人もいるとは思わなかったな。さすがのあの娘も苦戦しているようじゃ」
「しかも二人共、嬉々として街を破壊しているように見えるのじゃが?」
「将門殿」
「道真公、どうされたのだ?」
「後は任せた。私は天神様として日本中の受験生たちの願いを聞かねばならぬ。忙しいのでこれで失礼する」
「み、道真公! ……行ってしまったか。拙者に任されても困るというのに」
「たまにいるのう。ゲームで不利になると他人にコントローラーを押し付けていなくなる奴」
「そうだが……。崇徳院殿、最近何かあったのか?」

「お姉ちゃん……」
「何よ」
「そのやたらでかい胸を押し付けないで……」
「馬鹿なこと言わないでよ! あんたがちゃんと受け止めないから転んだだけじゃない!」
「あたしはお姉ちゃんよりずっとちっちゃいのに……」
「鍛え方が足りないの、鍛え方が!」
 ようやく、由衣の視野を塞いでいた姉の巨体が消えた。ゆっくりと体を起こしながら辺りを眺め回し……少し複雑な気分になる。いつもなら自分一人で好きに壊している街の中心部は、三人の巨大少女たちの戦場と化して壊滅しつつあったからだった。
そして、その中央に立つのは……。
「二人がかりで私一人倒せないなんて、あなたたちも大したことないわね」
巨大な壺装束姿の美少女……三佳は交差点の車などを全て潰しながら平然としていた。着物自体は既にかなり汚れ、乱れていたが、破壊の快感に取り憑かれた少女にはまったく関係なかった。
「とにかく仲が悪いんだから。そんなんじゃうまくいくわけないじゃない」
「なによ! あたしはまだ本気を出してないだけよ! こーなったらそろそろ本気出してあげるから!」
姉の舞が止める間も無かった。三十倍サイズに巨大化した由衣は立ち上がるなり大通りのアスファルトに大穴を開けながら三佳に向かっていった。道路上の車が簡単にまとめて蹴散らされ、一部が爆発したが、そのまま相手の着物の衿を掴む。力任せに投げ飛ばそうとしたのだが……。
投げ飛ばされたのは由衣の方だった。
何が起こったのか分からないまま天地が逆転したかと思うと、低層のビルなどが立ち並ぶ地区に背中から落とされたからだった。派手に埃が舞い上がり、数十棟の建物が一気に破壊される。
どうなってるの……? なんか急に相手が強くなったみたい……。
巨体の下でさらに建物を破壊しながら体を起こし、由衣はぼんやりと考えていた。
さっきまではこんな技なんて使ってこなかったのに……。どうなって……って、お姉ちゃん!
由衣の攻撃が難なくかわされたのにもかかわらず、今度は舞が攻撃を仕掛けようとしていることに気づいて、由衣は心の中だけで声を上げた。姉は近くの建物から大型の電波塔を片手だけで引き抜くとそれを武器に立ち向かっていく。
「こうなったら意地でも倒してやるから。わたしの受験勉強の邪魔をしたことを後悔させてやるから!」
そんな事を言いながら、正面から鉄塔を振り下ろす。巨大化した由衣でも驚くような攻撃だったが、三佳は簡単に受け止める。
「えっ……」
「甘いわね。こんな攻撃で勝てるわけないじゃない。そんな事じゃ志望校にだって落ちるわよ」
「それとは関係ない……あっ!」
三佳の言葉が直接心に突き刺さった瞬間、舞の力が緩んだ。武器にしていた鉄塔は半分ねじ曲げられた状態で三佳に奪われ、呆然としている内に正面から何度も殴られる。さすがの電波塔も簡単に原型を失い、鉄材が周辺に飛び散ったが、舞は両腕で防戦していた。
「お姉ちゃん!」
「来ないで! 三佳はわたしが倒すんだから!」
突然、舞がチェックのスカートを翻したかと思うと、目の前の巨大着物少女にキックをお見舞いした。不意をつかれたのか、三佳は大きく後退し、交差点に面した大きなショッピングビルの上にしりもちをついてしまう。周囲の建物も同時に壊滅したが、すかさず舞はその上に飛び乗る。
「捕まえた! わたしの方がウェイトがあるから簡単には押し返せないでしょう? 知ってるのよ。三佳がわたしよりずっと細身で貧乳だってことぐらい」
「そんな事ここで言わなくても……」
「利用できるものは何でも利用する。それがわたしのやり方なの! これでも怪獣退治の専門家なんだから」
「ち、ちょっと……。どうなってるの……。さっきまでは押し返せたのに……」
技には滅法強いものの、純粋な力が弱くなっていることに気づいて、三佳は初めて自分が追い込まれ始めていることに気づいた。自分に力を与えてくれた天神様がいなくなり、代わりに不慣れな怨霊が自分を支えているからだったが、もちろん気づいていない。
「由衣!」
「え?」
「ケンカは後回し。あなたの好きな怪獣退治の時間よ」
「それってどういう……」
「今の三佳ならわたしたちが力を合わせれば倒せるということ!」
そう言いながら、舞が由衣の巨体を無理やり引き起こした。着物からは破壊された建物の瓦礫が落下したが、巨大化したパーカー少女はある方向に三佳を突き飛ばす。その先にいたのは……シャツにキュロット姿の巨大少女……由衣だった。
「そーいうことね! お返し!」
為す術なく向かってきた三佳を、由衣は何とショルダータックルで迎撃した。建物を派手に巻き込みながら転がったのを見ると、由衣は住宅などをスニーカーで踏み潰しながら、キックで追い打ちをかける。
「お返し! 年上だからっていい気にならないでよ!」
「由衣、ほどほどにしなさいよ。手加減が苦手なんだから」
「へーきへーき。あたしたちみたいに痛くないみたいじゃない。凄く頑丈になってるみたい」
「でもどうして三佳が巨大化出来たのかしら? この能力を持つのはわたしたちだけだと思ってたのに」
「意外と他にもいるのかも。それとも……」
止めとばかりに蹴りを入れて、由衣は少年のような顔を空に向けた。
「誰かが力を貸したのかもね。面白半分」
「由衣の勘は当たるのよね。……それより、わたしにもお返しさせて。その代わり由衣は残った地区をぜ~んぶ壊していいから」
「え? 本当にいいの?」
「今回は由衣に譲るわ。可愛い妹のためにね♪」
「ありがとう、お姉ちゃん!」
その言葉を合図にして。少年のような雰囲気の少女は破壊の女神に変身した。まだ少しは残っていた街の中心街や駅前の建物を片っ端から破壊し始めたからである。
短めのキュロットから伸びるすらりとした足でビルを蹴り壊す。
車がぎっしりと詰まった大通りに向かってスライディングして、まとめてスクラップに変える。
商店街のアーケードを引き抜いてそれを武器にして商店などを壊滅させる。
大型の駅を電車などを武器にして破壊した挙句、駅前の百貨店の瓦礫を叩きつけて止めを刺す。
その合間に、姉を手伝って怪獣……三佳を倒したりしたものの、街を壊滅させる頃には心はすっかり軽くなっていた。
「あーあ。とうとう全部壊しちゃった。全部壊したのは久しぶり。いつもぐらいには暴れたのに」
ただの瓦礫と化した街を眺めながら、由衣は満足していた。
「わたしも三佳も暴れたからでしょう? 三佳だってかなーり壊してたわよ。それにわたしも少しはね♪」
「ところで、三佳って人はどうするの?」
「さあ。そろそろ元に戻るんじゃないの? 壊すものも無くなったし。まったく、誰なのかしら? こんな手の込んだイタズラを仕掛けたの。目の前にいたらぶっ飛ばしてやるから」

「将門公、将門公……」
「うーむ……。少し疲れた。数十年ほど寝させてもらうぞ」
「そなたはさっき起きたばかりであろう」
「済まぬ。寝起きにはちょっとハード過ぎたかもしれぬ。道真公にはよろしく言っておいてくれ」
「……。将門公まで行ってしまった。もうよい。私も一眠りするとしよう。一応怨霊の私が女子にぶっ飛ばされては面目が立たぬ。……はあ、死んでからもこんなに大変とは思わなかった」

その後。
三人の巨大少女たちによって破壊された街は何もなかったかのように元に戻り、騒動の犯人である三佳も何もなかったかのようにただの受験生に戻った。なお、翌年の春の高校受験で、志望校に合格したのは言うまでもない。
「やっぱり天神様のイタズラだったのね……。ま、いいか。この学校に入りたかったんだから。制服とっても可愛いし♪」
「あ、三佳も合格したんだ。さっすが~」
「舞?」
「わたしもこの高校に合格したの。これで春からまた正義の味方に戻れるから嬉しくて嬉しくて~」
「まさか、巨大化するの?」
「当然じゃない。怪獣退治なんだから。今度はこの制服姿で大暴れするのも面白そう。由衣も中学の制服で暴れるって言ってたから」
「わたしも巨大化して大暴れしてみたいな♪」
「え? 何か言った?」
「別に。独り言♪」
この制服姿で怪獣になるのも面白そうね。あの時はとっても楽しかったし。天神様、またイタズラ仕掛けてくれないかな~。今度は舞たちに負けないから。

「信長殿、信長殿」
「おお、道真公。久しいのう」
「退屈ならばちょっとした遊びに付き合う気はないか? 我ら怨霊の力を見せつけるいい機会があるのだが……」

……

次回はイラストをアップしますので、更新は来週の予定です(土日とも休みではないのですが……)。その後に書く話は既に決めています。簡単な内容と誰が登場するかは決めていますが、ずばり「番外編」的なお話になります。また長くなりそうな気はするのですが(笑)。

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「着衣濡れ」専門のブログ「水面の夢」2年ぶりに再開しました。「服を着たまま水に濡れる女の子」が好きな方は是非ご覧になってみてください。こっちも好きなんですよね……。巨大娘と比べるとはるかにマイナーですが。

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