スポーツの秋!

今週はイラストの更新です。ようやく秋らしくなってきましたので、それらしいイラストをアップします。

街破壊巨大少女幻想65

注意事項。イラストの著作権は作者様に所属します。無断転載は厳禁です。
Warming! Reprint without permission prohibition!

OMC経由で依頼したイラストで、作者はちはなえ様です。
スポーツも色々ありますが、ユニフォームが独特で、なかなか可愛いラクロスを楽しんでいる女の子です。邪魔な建物や道路上の車などを全て蹴散らしていますが、元気いっぱいです。……そもそも巨大化してラクロスなんかするなというツッコミはナシとしてですが(笑)。
今度はチアリーディングをしている女の子にでも巨大化してもらいましょうか?

次の更新は来週の予定です。「サンライズ」姉妹の大騒動の完結編です。
10/20のコミティア目標の新刊は今書いているところです(といっても週末ぐらいしか時間はありませんが)。最低限の目標である第2話までは出せる可能性が出てきました。この場合は約40ページぐらいでまとまると思います。本当は第3話まで書きたいのですが、そこまでいけるかどうか(第3話は登場人物も多いですし)。あと、表紙も自分で描くのでその時間も必要なのでやっぱり2話分・40ページが限界かもしれません。

それでは、また来週♪
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巨大「サンライズ」姉妹の逆襲(前編)

更新間隔が空いてしまいました。あれやこれやで時間がとれず、少し手間取りましたが、無事新作のショートストーリーとイラストが完成ました。まあ、時間がかかったお陰で一時期のイラストのスランプにも巻き込まれずに済みました。なんか一時、かなりデッサンやらが狂ってたようでして……。
まあそれはとにかく。今回は神風様から提供してもらったアイディアを元に書いて(描いて)みました。鉄道の擬人化は大好きなのでデザインはとても楽しかったです(笑)。

……
「せと、ちょっと聞きたいんだけど」
「ん? なに、お姉ちゃん」
「あなた神様に何をお願いしたの? <もっと鉄道で旅をする人が増えますように>じゃなかったの?」
「最初はそのつもりだったんだけどね……」
目を逸らしながら、せとは答える。
本当の姿は東京と高松を結ぶ寝台特急「サンライズ瀬戸」であるが、黒茶色の髪をツインテールにしたやや幼い感じのする少女である。外装をあしらった衣服も下はスカートではなくキュロットで、そこから細い脚が伸びていた。
「<好きなことを叶えてあげよう>って言うから巨大化して大暴れしまくりたいって頼んだの。喜んで叶えてくれたわよ。あの神様」
「……私が頼めばよかった」
額を押さえながら、姉のいずもは溜息をついた。
「サンライズ瀬戸」とコンビを組む寝台特急「サンライズ出雲」の少女版であるが、黒髪のロングにスカートというお嬢様風の姿が彼女の性格を端的に表していた。
そんないずもが歳上なのは、同名の列車として運行を始めたのがせとより早かったのと運行距離の差によるものである。
閑話休題。
「へ? どうして?」
「あの神様、力はあるけど……かなりの女好きなのよ。しかも守備範囲の広さは日本有数って噂らしいわ」
「あ、だから優しかったんだ。<今度はお姉ちゃんを連れてきたらまた願い事を叶えてあげよう>って言ってくれたよ」
「れっきとした出雲の神様がロリコンだったなんて他所では絶対言えないわね。しかも奥さんもいるのに」
「うん。だから<妻には内緒にしといてくれ>と頼まれた」
「……」
日本の神様は「八百万の神々」というだけあって多種多様で、人間臭い神様も極めて多い。西洋の某神話に出てくる主神のような神様も当然のように存在する。いや、しなければおかしい。そうでないとこのお話は成立しないから……。
再び閑話休題。
「で、せとは何をお願いしたの?」
「こうやって巨大化して好きなだけ暴れさせて欲しいって頼んだの。鉄道の旅を馬鹿にする人間たちを制裁する為にね」
「……だから私たちこんなに巨大化してるのね」
大きく肩を落として、いずもはつぶやいた。今の彼女は身長50メートル近くになって街の中央部に立っていた。足元には車だらけの大通りがあったが、踏み潰さないようにするのに苦労する程だった。
「やっぱり神様の力って凄いね。幾ら暴れても傷一つつかないし、痛くないから好きなだけ暴れられるって言ってたよ。しかも、後始末もちゃんとしてくれるんだって」
「……せと、まさか神様と変な約束してない?」
「ま、まさか。そんなわけじゃない。あはは……」
この妹駄目だ、早くなんとかしないと……。
いずもは心の中だけでぼやいた。こんな妹でも、普段はコンビを組んでいるのだ。妹を教育するのは姉の務めでもある。
「というわけで、さっそく怪獣ごっこして遊ばない? 楽しいよー。こーやって車とかなんかめちゃめちゃにしちゃうの!」
あっと思う間も無かった。
せとはツインテールにした髪を大きく揺らしながら、足元の車を蹴飛ばしたからである。一瞬の内に沢山の車が宙に舞い、地面に落下してスクラップと化す。それでもせとはパンプスに包まれた足で簡単に踏み潰して止めを刺す。
「やっぱり気持ちいい……。いっつも車に負けてるから今日はたっぷりと仕返ししないとね」
「はあ……」
「本気になったせとの実力、見せてあげるんだから! こー見えても東京と高松の間を往復しても全然平気なんだから!」
まったく関係ないことを言いながらも、せとはついに本気になって大暴れを始めた。
まずは目についた建物に豪快なキックを食らわせて、その一撃だけで複数のビルなどを破壊する。瓦礫が周囲に飛び散ったが、せとはそれを踏み潰しながら更に蹴りを繰り出して周囲をまとめて破壊する。瓦礫が一段と増えたが、巨大化した少女は一部を壊した建物に手をかけるとそのまま引きちぎってしまった。
「うわ……。凄い、こんなに簡単に壊せるなんて思わなかった。あの神様、やっぱり凄いんだ」
そういう問題ではないような気がするが、自分が壊した建物を踏み潰しながら、目を輝かせていた。元々おてんば……というよりやんちゃな一面があるだけに、火がつくと止まらなかった。
茫然とするいずもに構ったりせずに、手にした建物の一部を大通りに叩きつける。またもや車などが派手に破壊されたが、今度はそこめがけてスライディングを敢行して、大通りを無残な姿に変えてしまった。
「ねえ、お姉ちゃんは暴れないの?」
小さな瓦礫を落としながら立ち上がって、せとは心底不思議そうな声できいた。
「暴れないのって……せとは自分が何をしてるのか、分かってるの?」
「もちろん。怪獣みたいな大暴れ。ほら見て見て。こーんなに簡単に壊せるんだから!」
再び轟音が響き渡ったかと思うと、せとの前にあったかなり大型のビルが崩壊したのはその時だった。埃が派手に舞い上がり、せとの姿はその奥に消えたが、埃が辺りに落ちた時には既にせとは新たな破壊行為を続けている始末だった。
「取り返しつかないじゃない……。どーするのよ」
「お姉ちゃんって心配性なんだね。神様がいるから大丈夫! せとのことを気に入ってくれたんだから」
「まあ、あの神様なら元に戻すのは簡単だけど……」
「そーいうこと。神様に話があるならせとに任せて……あー!」
「どうしたの!?」
「こんな所に高速道路があるじゃない。もーこんなのがあるから誰も鉄道の旅をしなくなるのに!」
その言葉と同時に、巨大化したせとの一方的な攻撃が始まった。まずはパンプスに包まれた足を高架道路に振り下ろし、一気に両断する。続いてもう片方の足も力を込めて下ろすと、なんとそのまま座り込んでしまった。多くの車が巻き込まれ、一部は爆発炎上したが、構う様子を見せずに足を伸ばし、高架道路をまとめて破壊する。
「まだまだ物足りないかも……。こーしちゃったりして!」
車に対する復讐に駆られる巨大少女の逆襲は、簡単には終わらなかった。すぐに立ち上がると、今度は両手で高架部を地面から引き抜いて、目についたビルやマンションに叩きつけ始めたからだった。せとが手を動かす度に車がぼろぼろと落下していったが、それらは簡単に蹴散らして今度は壊した部分に襲いかかっていく。
「まったく、せとも派手にやるんだから……」
すっかり破壊活動に酔う妹を見ながら、いずもは溜め息をついたが、もはや止めることは不可能だった。放っておいてもこの都市は壊滅するだけだろう。
「もう……。面白くないんだから!」
いずもの心の中で、言うことを聞かない妹に対する怒りと鉄道の旅が流行らない現実に対する怒りが結びついたのはその時だった。
この破壊活動で人間たちに警告するならば、自分も少しは参加しないとおかしいだろう。
自分で自分に言い訳して、いずもはついに破壊活動を開始した。せとが破壊した地区とは反対側に広がる住宅地に足を踏み入れると、これみよがしに蹂躙して見せたからである。小さな建物がまとめてパンプスによって破壊されていったが、いずもは真面目な表情を崩さないまま通りに面したビルにキックを喰らわせて、簡単に崩壊させてしまった。
「うわ……。お姉ちゃん大胆。スカート姿なのに」
それでも気持ちが収まらず、かたっぱしから建物を破壊していると、突然せとの声が聞こえた。
長い黒髪を揺らしながら振り向くと、巨大な妹は瓦礫の中央でびっくりしたような表情を浮かべていた。
「丸見えじゃないの、それだと」
「何言ってるのよ、ちゃんとスパッツぐらい履いてるわ」
「ならいいんだけど……。お姉ちゃんも凄い。わずかな間にこんなにめちゃめちゃしちゃうなんて」
無邪気そのものな笑顔を浮かべて、せとが駆け寄ってきた。途中にはまだ壊されていない住宅地があったが、構わずに破壊しながらかつては大通りだった場所で姉と合流する。

街破壊巨大少女幻想64

「気持ちいいぐらい壊しちゃった……。やれば出来るじゃない」
「ち、違うわよ。私はただ警告を与えるために暴れてたの。せとみたいに楽しみだけで暴れたわけじゃないわ」
「でもここまで出来れば凄いよ。どーせ好きにしてもいいんだからせとと競争しない? どっちがいっぱい壊せるか?」
「それは嫌」
「なんで?」
「これは遊びじゃないの。人間たちに対する警告でしょう? もっと真面目にやりなさいよ」
「……。お姉ちゃんカッコつけすぎ」
「なっ……」
「神様は好きにしてもいいって言ってるから遊んでも問題ないんだよ。なのにそんな事言うの? それこそ偽善じゃないの?」
「偽善!? 何が偽善よ!」
「そーやって<らしく>振る舞おうとしてるところとか。もっと素直になればいいのに。馬鹿みたい」
最後の一言は鋭い矢となって、いずもの心を射抜いた。散々心配した挙句ここまで言われては立つ瀬がなかった。
「えっ……。ち、ちょっとお姉ちゃん!」
いきなり、姉に胸ぐらをつかまれてせとは本気で慌てた。
「誰が馬鹿みたいだって? 私がどれだけ心配したか分かってるの!? 少しは痛い目に合う必要がありそうね」
「ち、ちょっと暴力反対……」
「問答無用!」
次の瞬間、無抵抗のまませとは大通りに突き飛ばされていた。足元で派手に車を蹴散らした後にバランスを崩して、背中から道路に崩れ落ちる。
「もう……。お姉ちゃんは自分が不利になるとすぐにこうするんだから! 相手してあげる!」
なおもいずもが向かってくるのを見て、せとも戦う決意を固めた。
こうして。身長50メートルに巨大化した姉妹による、街を戦場とした姉妹喧嘩が始まったのだった。


……
私も個人的には「サンライズ」で旅をしてみたいです。あのデザイン好きなんですよねえ。趣味で楽しんでいるNゲージでも車両セットが欲しいなーなんて思ったりしています。

次回はイラストですので、来週には更新したいと思います。この話の続きはその後に掲載します。

プロフィール

Author:小笠原智広
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