今日も街破壊ゲームは盛況です

今週は予告した通りイラストの更新です。実はこのイラスト、昨年9月には納品されていたのですが、更新間隔が空き過ぎたせいで遅くなってしまいました……。

街破壊巨大少女幻想37

注意事項。イラストの著作権は作者様に所属します。無断転載は厳禁です。
Warming! Reprint without permission prohibition!

OMC経由で依頼したイラストで、作者は聖マサル様です。

前作よりは少しだけアダルトでリアルな雰囲気を漂わせた巨大化少女たちによる大破壊劇です。二人とも可愛いですね(笑)。右側の女の子はすっかり破壊衝動に酔って得意そうにしています(見えそうという突っ込みはなしでお願いします)。左側の女の子はツンデレ気味なのかすましたような顔をしていますが、足はしっかりと瓦礫にかかっていたり……。本当は自慢したいのかもかもしれません。

次回は予告通りに「アリスと白い吸血鬼(後編)」をアップしたいと思います!

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巨大化できる少女たちが活動するオリジナル長編小説「港町の守護巫女」をホームページで連載しています。いよいよストーリーもラストが近づいてきましたが、ご愛顧をよろしくお願いします。

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アリスと白い吸血鬼(前編)

新年一発目の巨大娘SSですが、今回はお詫びが二つがあります。
1.主人公の一人は「東方project」のキャラの一人・アリスですが、もう一人はリクエストして下さった神風さん発案のオリジナルキャラクター(作者が色々な設定を付加しました)です。「東方」の世界にオリキャラを混ぜるのが好きではない方は、大変申し訳ないですが、今回はスルーしてください。
今のうちに予告しておきますが、次回更新はSS後編ではなくイラストです(詳しくはストーリーの後で)。

2.そのオリジナルキャラクター(ミアキス)があまりにも魅力的だったので、ついつい話が長くなってしまいしまいました。神風さんの発案では「平行世界におけるレミリアのような吸血鬼」「性格は冷静」「幻想郷に憧れがある」などの設定があったのですが、作者が調子に乗ってキャラデザや細かい設定も追加してしまいました(笑)。

【2/11追記】ミアキスの名前がミキアスになっていましたので修正しました。神風さんには申し訳ありませんでした。

……
「何かいい案は無いかしらねえ……」
「どうかされましたか?」
思案顔の八雲紫に、その式である八雲藍が問いかける。
「今度は誰を仮想の街にご招待しようかと思ってたのよ。面白そうなのは一通り呼んじゃったし」
「この前はチルノの大妖精の二人でしたね。妖精でもあそこまで出来るとは思いませんでしたけど」
「でも、意外性のある候補がいないのよね」
「人形遣い……アリスはどうですか?」
「あの子は基本的に大人しいし、あまり本気にならないから面白くないじゃない」
「だったら、本気になるように仕向ければいいのではありませんか?」
「魔理沙かパチュリーでも同時に呼ぶの?」
「いいえ。私に案があります。それは……」

自分がいる場所に気づいた瞬間、アリス・マーガトロイドはため息をついて、金色の髪を軽くかき上げた。
まるで西洋人形のような美少女は、いつもの服装のまま巨大化して、現代日本の街並みの中……正確には、紫の作った仮想空間の中に……立っていたからである。
ブーツに包まれた足は道路を陥没させて、複数の車を既に巻き込んでいた。
「ちょっと、紫。どういうつもり? 私を怪獣にでも仕立てたいの? 魔理沙から話は聞かされてたけど、私はそんな事したくないわよ」
<ふふ。割と似合ってるじゃない。いつもお人形さんのようにすましているから面白いわね>
「こっちは面白くないわ。早く元に戻して」
<それは駄目よ。ルールは知ってるでしょう? スペルカードと弾幕は使用不可、自分の手足と体重だけで全部その街を壊滅させないと戻れないわ>
「人形も……いないわね」
<もちろん一時的に預からせてもらったわ。貴方の人形はある意味スペルカード並に凶悪だから>
「お誉めの言葉ありがとうございます。でも、私はここから動くつもりはないわ」
<だったら条件を一つ追加するわ。この街はもう一人の少女にも狙われてるの。彼女を倒したら戻ってもいいわ>
「素手でどうしろっていうのよ。私はそんなに強くないわ」
<さあ、どうかしら? やってみないと分からないじゃない>
紫の含み笑いが心に浮かんだ瞬間。
風が吹き抜けてアリスの髪やスカートを揺らした。
慌てて手で押さえた人形遣いの少女だったが、その視野に。
巨大化した白い少女の姿が入ってきた。

天空に浮かぶ紅い月に目をやってから、ミアキス・ロッテは小さなため息をついてテラスから自分の部屋へと戻った。
幻想郷からそう遠くない<場所>にある平行世界の一つ・アパロンファンタジー。
幻想郷をより西洋風にしたこの世界でも、少女吸血鬼であるミアキス・ロッテは実力者の一人に数えられていた。
その立場を幻想郷で例えるならばレミリア・スカーレットが一番近いだろうか。
茶色がかかった黒髪に、天空にかかる月のように紅い瞳が美しかったが、外見は幼く、そして儚い。小さな身体に無限のカリスマを秘めているのも同じだったが、一番の違いは服装とその性格だった。
ミアキスは質感のあるクリーム色と白のワンピースに小さな身体を包み、頭には同じ色の帽子をちょこんと被っていたからである。
吸血鬼のわりにはあまり血を吸わないのはレミリアと変わりなかったが、その理由は「あまり血を吸いたくない」からだった。
「退屈ね……」
ベッドに腰掛けて、静かな声でつぶやく。吸血鬼らしく恐ろしい程の力を秘めていながら性格は冷静沈着で、あまり熱くなることがない。
アバロンファンタジーでも他のモンスター(妖怪)から格下に見られる事もあったが、それは大きな間違いだった。
なぜなら……。
<退屈なのね? だったら私が楽しい遊びに招待してあげるわ>
不意に、心の中に声が響き渡った。
近い平行世界……幻想郷の結界を作り出した妖怪の賢者・紫の蠱惑に満ちた声だった。
<八雲……さん? 久しぶりに話し相手になってくれるの?>
<いいえ。貴方をとっても面白い遊びに招待してあげるわ。そこでなら好きなだけ暴れることが出来るわ>
<好きなだけ……暴れる?>
<貴方は吸血鬼に相応しい力と破壊衝動を持ちながら、それを存分に発揮できないでいるわね。それを完全に発散できる場所を用意したのよ>
<……。何か裏がありそうね>
ミアキスの冷静な頭脳は紫の作為を見抜いていた。
上手い話には必ず裏があるものだ。
<それは暴れてからのお楽しみ。邪魔も入るけど、気にしなくていいわ。好きなだけ暴れてもいいわよ>
<……分かったわ。だったら私を招待して>
<さすが話が分かるわね>
ミアキスは何も言わず、穏やかな笑みを浮かべた。
忠実な従者でありメイド長のナターシャが心配するかもしれなかったが、好きなだけ暴れられるならば、どんな策略も力と頭脳で粉砕してみせるつもりだった。
<じゃ、いくわよ……。詳しい説明は今からするから。目を閉じて……>
次の瞬間、白い吸血鬼の姿はアバロンファンタジーから消えていた。行き先は幻想郷……正確には、紫の作り出した仮想空間だった。

「ここが……<舞台>?」
自分のいる場所に気づいて、ミアキスはきょとんとしたようにつぶやいた。
自分が紫の言っていた通りに巨大化しているのは分かったが、その周囲にある小さな建物などにはまるで見覚えが無かった。
確か、幻想郷の<外の世界>を再現したと……。
突然、ミアキスは強い殺気を感じて、反射的に身を翻そうとした。しかし、足元をまったく確認していなかったのは致命的なミスとなった。
巨大な吸血鬼は、白い編み込みブーツに包まれた両足を建ち並ぶ住宅に引っかけて、思い切り転んでしまったからである。今までに経験した事がない感覚と共に建物が次々に破壊されていったが、正体不明な殺気の第二撃を関知して、無造作に転がった。
前面が膝上ぐらい迄の長さしかないスカートから伸びる足が小さなマンションを蹴散らし、両手は住宅や通りの車を派手に巻き込む。
「あっ……」
その瞬間、ようやくミアキスは自分がお洒落な衣装の下で建物をめちゃめちゃにしている事を実感した。幾ら小柄とはいえ巨大化しているのである意味当然だったが……。
こんなに簡単に壊せるなんて……。紫さんの言ってた通りね。でも、本当に邪魔が入るなんて。
相手の攻撃が止まったのを感じて、ミアキスは慎重に体を起こし、体勢を立て直した。ブーツに包まれた足で瓦礫を踏み潰し、クリーム色と白のワンピースからは破片などを落としていたが、ピンで固定した帽子の角度を直して問いかける。
「何者なの? 名を名乗りなさい」
「あんたなんかに名乗る名前は無いわ!」
初めて確かめた相手の第一印象は、人形だった。メイド長のナターシャが趣味で集めている人形にも似ているような気がしたが、自分と向かい合って大通りに立っているのは……巨大な少女だった。
「どうやら魔法使いのようね。でも今は力を封じられている。紫さんの策略に乗せられたかしら?」
「紫を知ってるの?」
「友人なのよ、ちょっとした」
吸血鬼らしい八重歯をちらっと見せながら微笑むのと同時に。ミアキスは反撃に出た。足元の建物を簡単に壊せる事は確かめているので、思い切り蹴散らしながら人形のような巨大少女に体当たりを食らわせる。まったく予想していなかったのか、少女はワンピースを翻しながら転び、その背中で複数のマンションを簡単に瓦礫にする。
「私に手出しをしたからには容赦はしないわ。……魂まで、引き裂いてあげる」
聞いただけで背筋も凍るような声で言い切るのと同時に、転んだままのアリスの両足首を掴み、強引に開脚させる。
「……ドロワなんて無粋なものを身につけてるのね」
「ショーツなんか穿いて空を飛んだら、天狗の餌食になるだけよ!」
ミアキスの一瞬の隙を、人形のような少女は見逃さなかった。茶色のブーツに包まれた足を振り回して拘束から逃れると、腹部にそのまま蹴りを入れてきたからである。
詰めが甘い<いつもの>自分の愚かさを呪う間もなくミアキスは転がり、またもや瓦礫が増えていく。
既に二人の巨大少女が戦った一帯は瓦礫の山と化し、一部では黒煙と炎も吹き上がっていたが、立ち上がった巨大少女はすぐに興味深い<武器>を見つけていた。
「魔理沙が言ってたわね。電車を使うと面白いって……。こうなったら私もやってやるわ」
最初は不本意だったが、戦っている内に少しずつ破壊衝動が芽生えてきたのだろうか。
人形のような巨大少女……アリスは躊躇い一つなくまったく壊していない地区を横切って、鉄道の高架線を襲った。まずはブーツに包まれた足で一撃を入れると、それを踏み潰しながら通勤電車の一部を軽々と持ち上げる。まるで鞭のようにしなるのを確かめると、笑みを浮かべる。
一方、ミアキスも武器を見つけ出していた。大通りに面した大型のビルに背中を預けていたものの、すぐ傍に商店街のアーケードを見つけると、片手だけで地面から引き抜いてしまったからである。
「これで叩きのめしてあげるから……!」
最後は力任せに引きちぎり、ぼろぼろと破片を落としながら大通りに仁王立ちになる。足元の車は既に全て潰れて、一部は炎上していたが、不思議な事にその美しく華麗な衣装には一つの汚れもついていなかった。
それを見て、アリスが大通りを走りながら襲いかかってきた。車などが木の葉のように舞い上がり、周囲の建物のガラスは全て砕け散ったが、思い切り手にしていた通勤電車を振り下ろす。
しかし、ミアキスはそれを両手で持っていたアーケードで難なく受け止める。
「えっ……?」
「甘いわね。力勝負は苦手?」
「くっ……。戦いは全てブレインで決まるのよ!」
そう言いながら、すかさず足払いをかける。しかし、これもアーケードでガードされて、アリスの体勢が崩れる。
「楯は武器の代わりになる。ブレイン以前に戦闘術は学んでいないようね」
破壊衝動が全身を満たした状態になっているのにも関わらず、ミアキスは冷静さを取り戻していた。
笑いながら、楯代わりのアーケードをアリスに叩きつけたからである。痛くないとはいえあまり衝撃に、さすがの人形遣いも大通りにしりもちをつき、電車は宙を舞って無傷の建物の上に落下し……そこで大爆発する。
一段と高く炎が吹き上がり、巨大少女たちの<戦場>を赤く染め上げていく。
「貴方って、綺麗な顔をしてるのね。このまま持ち帰って人形にして飾りたいぐらい」
「誰があんたの人形なんかに……!」
巨大化したアリスが周囲の建物を全て壊しながら立ち上がった。トレードマークの赤いカチューシャを直し、身構える。
「気に入ったわ。私から名乗ってあげる。私はミアキス・ロッテ。幻想郷の近くにある別世界の吸血鬼よ」
「吸血鬼……レミリアの仲間?」
「平行世界の親戚というところかしら? あっちは私の事は知らないと思うけど」
何も考えずに正面から襲いかかってきたアリスを、白い吸血鬼は笑って回避した。そのままでは面白くないので腕をつかむと、大通りに面した自分たちより背の高いビルに背中から叩きつける。正面部分が完全に破壊され、ガラスが砕け散っていったが、建物は倒れなかったので、アリスはそのまま磔になる。
「貴方、名前は? 名乗ったら手加減してあげる」
「……。アリス。アリス・マーガトロイド」
「いい名前ね。ご褒美にこれでも食らいなさい!」
まさに早業だった。ミアキスは近くに落ちていた崩壊したビルを持ち上げると、アリスに投げつけたからである。動けないまま人形遣いの少女は受け止めてしまい、その衝撃で磔にされていたビルごと背中から崩れ落ちる。
中心街付近でも、その巨体を受け止められる建物は存在せず、凄まじい轟音と埃と共に、またもや瓦礫が増えていく。
「楽しいわね。街壊しは。ついでにアリスも連れて帰ろうかしら?とっても可愛いし」
少女らしい無邪気な笑みを浮かべてつぶやくと、さっそく周囲の建物を壊し始める。
アリスの実力は掴めたので、街を全部破壊したらそのまま連れて帰るつもりだった。
……

ミアキスの衣装は「piaキャロットへようこそ!G.O」に出てくるウェイトレス衣装の中からエンジェルタイプを元にしています。「ピアキャロ」ではぱろぱろと巫女タイプが一番好きですが、二番目はこの衣装です。露出度は低いですが、ふわふわした感じがたまりません(笑)。

次回の更新は来週土曜日、イラストをアップします。私自身はかなーり気に入っている良作ですのでお楽しみに!SSの後編はその次の週の土曜日に更新します。
リクエストしたイラストは全部納品されました。率直に言って、いい作品が揃いました。イラスト派の方は期待していて下さい!

今年もよろしくお願いします

遅くなりましたが、街破壊巨大少女幻想を今年もよろしくお願いします。
依頼したイラストとSSを中心に、こつこつ更新していきたいと思っています。
というわけで、今年最初のイラストです!

街破壊巨大少女幻想35

注意事項。イラストの著作権は作者様に所属します。無断転載は厳禁です。
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OMC経由で依頼したイラストで、作者はharuko様です。

今年最初を飾るのに相応しい作品かもしれません。可愛い感じのする女の子二人が巨大化して破壊の限りを尽くしています。……しかし、こんなに無邪気そうな女の子たちがビルより大きいと萌えてきませんか?(笑)

新年記念ということで、今回はもう一枚だけサービスでアップします。
この作品は私の個人的な趣味で依頼したもので、サイトの趣旨からはやや外れますがいい出来だと思いますので……。巨大な女の子と男の子の組み合わせです。苦手な方はスルーして下さい。

街破壊巨大少女幻想36

注意事項。イラストの著作権は作者様に所属します。無断転載は厳禁です。
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OMC経由で依頼したイラストで、作者はミカドキスケ様です。

まあ、男の子といってもやんちゃで中性的な雰囲気を漂わせているので、ボーイッシュな女の子に見えなくもないですが、こういう組み合わせの大暴れも好きです。右側の巨大なポニーテール少女の白パーカー、ミニスカートという組み合わせはなかなか最強だと思います。

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巨大化できる少女たちが活躍する物語「港町の守護巫女」の連載をホームページ上で再開しています。ようやくのことで大きな山場に突入します。是非読んでみてください。近日、トップページのイラストも更新するかもしれません?

小笠原智広個人HP「地球の一里塚」

次回は今年最初のSSです。今度は「東方」ネタに戻って、人形遣いの少女・アリスVS???の巨大化対決を予定しています。お楽しみに!
(追記。リクエストして下った方へ。紫に召還されるキャラ(???)の設定をもう少し詳しく教えて下さい。拍手コメかHP記載の電子メールでの連絡をお願いします。教えて下さると妄想……じゃなくて想像も膨らみますので(笑))
プロフィール

小笠原智広

Author:小笠原智広
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