巨大少女たちの宝探し

久しぶりの更新であります。ずっと夏コミの準備に追われていました(まだ1つ残っていますが)。
それでも、何とか目鼻もついてきたので更新します。

街破壊巨大少女幻想16

注意事項。イラストの著作権は作者様に所属します。無断転載は厳禁です。
Warming! Reprint without permission prohibition!

いつものようにOMC経由で依頼したイラストで、作者は夏アミ様です(掲載が遅くなって済みません)。他のサイトでも素晴らしい作品を発表されているだけあって、大変見事な作品が納品されました。壊滅していく街の中央ではしゃぎまくる二人の巨大少女……最高です!
というわけで、いつものようにSSいきます。

……
「宝探ししようぜ、宝探し」
やんちゃな少年のような笑みを浮かべて、海音(かいね)は眞美(まみ)に声をかけた。
「もう舞台は用意してあるんだ。さっそくやろうぜ」
「いいけど、着替えなくてもいいの?」
きょとんして、眞美は聞き返した。今の彼女はTシャツにチェックのミニスカート、黒のソックスに赤いスニーカー、そして女の子らしい色合いのスタジャンを羽織っていた。
「もちろん。普段着で遊ぶのが楽しいからさ」
そう言い切った海音もまた、普段着姿だった。Tシャツに黒のデニム生地の短パンにソックスとスニーカー、黒のパーカーを着込み、短い髪の上にちょこんとキャップを被っていた。どう見ても少年のようしか見えなかったが、本人曰く「れっきとした女の子」だった。
「にしても、好きね。普段着姿で宝探しなんて」
「当たり前だろ。こういうのが一番燃えるんだ。普通の女の子二人が怪獣になってしまうんだからさ」
「それもそうね。……え? 怪獣って、ちょっと海音!」

それからしばらくして。
海音と眞美は巨大化して、大きな町の中心部に現れた。既に住民たちは強制的に退去させられていて、人的被害の危険はまるで無かったが……。
「ちょっと、本気でこの街を壊してしまうの?」
「大丈夫。宝探しが終わったら元に戻すからさ」
「そういう問題じゃないでしょう! どうしてこんなことになるのよ!」
「ちょっとした魔法さ。幾ら暴れても問題ないからさっそくやろうぜ。この街のどこかに宝があるけど、それを探し出せば勝ちってわけだ! それっ!」
眞美が叫ぶのも構わず、海音はついに破壊活動を開始した。いきなり、短パンから剥き出しになったすらりとした足を振り上げて、大通りの車を全て蹴飛ばしてしまったからだった。その一撃だけで車は簡単に吹き飛んでスクラップと化し、一部が爆発して炎上する。それでも巨大化した海音はスニーカーでそれらを踏み潰しながら歩くと、目についた建物に腕を振り下ろしたり、蹴りを入れたりやりたい放題だった。
「あーあ。ちょっと……。めちゃめちゃじゃない」
「遠慮なんかしなくてもいいんだぜ。宝探しには犠牲がつきものだからさ」
そう言って、海音は壊したばかりの建物をスニーカーで踏み潰しながらポーズを決めた。思わず短パンから伸びるすらりとした足に目をやってしまった眞美だったが、すぐに聞き返す。
「ねえ、お宝って……なに?」
「どんなに食べても太らない魔法の薬。まあ、私は必要ないけど眞美は……」
次の瞬間、かなり大型のビルの上半分が吹き飛んで道路に落下した。車がまとめて巻き込まれ、またもや爆発が発生する。しかし、ビルを破壊した眞美は真剣な表情を崩さずに振り上げた足を元に戻す。
「で、薬はどこにあるの?」
「それを探すのが宝探し……って人の話は最後まで聞けよ!」
自分の目の前で次々に建物が破壊され、瓦礫となっていくのを見て、海音は思わず文句を言ったが、破壊衝動の固まりと化した眞美は止まらなかった。
通りの車は邪魔とばかりに蹴散らす。目についた建物は全て破壊してただの瓦礫にする。鉄塔などを手にするとそれを武器にして、周囲を壊滅させる。
その姿はまさに普段着姿の破壊の女神だった。
「完全にスイッチが入っちゃったか……。まあいいや。私もやらせてもらうぜ」
思わず呆れていた海音だったが、被っていたキャップの角度を直すのと同時に。再び少年のような笑みを浮かべて破壊活動を再開した。
豪快なスライディングで小さな建物を全て壊滅させる。ガスタンクをボール代わりにして遊び、大爆発させる。挙げ句の果てに一度壊した電車を編成ごと持ち上げて両手でねじ曲げる。
「海音も楽しそうね」
右手に武器がわりの鉄塔を持ったまま、眞美が言う。背後には半壊したビルがあったが、そこに目当ての宝は見つからなかった。
「ああ。電車なんて簡単に壊せるんだぜ。こーやって壊したらぶん投げて……!」
「飛んだわね。周囲はめちゃめちゃだけど」
「まだまだ全然壊してないんだな。もっとやろうぜ」
「もちろん。宝はわたしが見つけるから」
こうして、二人の巨大少女は町が壊滅するまで宝探しを続けたが、肝心の宝は見つからなかった。
しかし、眞美は満足していた。怪獣のように暴れるだけで、ダイエットが可能である事に気づいてしまったからだった。
……。
その後。二人の巨大少女のダイエットの為に破壊された街は十を越したという……。

……
最後はいつものように宣伝特集です。
まずは夏コミにオリジナル小説サークル「白鳳企画」で参加します。スペースNOなどは以下のページを参考にして下さい。オリジナル小説の新刊は「-少女幻想調査行-深淵の月」。他にも「すいかやさん」の方でノベルゲーム2つに関わりました。
……もしかすると、ジェントルな巨大化少女たちが活躍する小説「港町の守護巫女」(コピー本)も持っていくかもしれません。この作品はいずれ連載しようかとも考えています。

個人ホームページ「地球の一里塚」

オリジナル連載小説は以下の通り。

「-少女幻想調査行-深淵の月」。
現代日本を舞台にした物語です。視能力を持つ少女・七海と「この世の不思議を見抜く」力を持つ
春那のコンビが、月と水が織りなす「深淵」の謎に挑む物語です。少女同士の友情物語(ソフト百合
ともいう(笑))が好きな方は是非どうぞ! 第31話まで連載が進んでいます(完結間近!)。
(7/26更新)。

-少女幻想調査行-深淵の月

「おてんば姫は冒険者」
小さな王国の王女・ユリアは退屈をしのぐためにとんでもない企てを成功させる。従者のエヴァンを連れて王宮を抜けすと、冒険者になってしまったのだ。酒場で会った駆け出しの冒険者たちのパーティに加わったものの、その時王国には王位簒奪の陰謀が進行しつつあった……。
第13話を7/26に掲載しましたのでお気軽にどうぞ。ライトなファンタジー小説です。

おてんば姫は冒険者
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