巨大巫女の初活動

更新間隔が開いてしまって申し訳ありません。色々と忙しくて、なかなか他のことに手が回らない状態が続いています。ですが、巨大娘ファンの為にもこれからもゆっくりと頑張っていきたいと思います。
今回は前にも予告したように巨大巫女ネタです。

街破壊巨大少女幻想14

注意事項。イラストの著作権は作者様に所属します。無断転載は厳禁です。
Warming! Reprint without permission prohibition!

いつものようにOMC経由で依頼したイラストで、作者は漆沢貴之様です。他のサイトにも素晴らしい作品を提供されている方だけあって、実に見事な作品を描いていただきました。可愛い顔をした巫女さんが平然と街を破壊してポーズを決めている光景はぐっとくるものがあります。
というわけで、恒例のSSをどうぞ。前回のイラストに載せたSSの続編です。

……
「いよいよ今日から新人巫女としての活動を始めてもらうわよ。貴方の使命は分かっているわね」
山奥にある小さな神社の境内。
拝殿を背にして、山の自然を守る女神である楽葉(らくは)は神妙な顔をして訓示を始めた。
目の前にいる少女……腰まで届く長い黒髪を丈長で束ね、短い袴の巫女装束に身を包んだ美雪は小さく頷くと、自分が仕える神の言葉に耳を傾ける。
「前回は麓の街を<大掃除>したけれど、今回はその隣を綺麗にするわよ。まだ人間たちは私たちの本当の恐ろしさを分かっていないようだから、徹底的に綺麗にする事」
「はい、楽葉様。きっとやりとげてみせます」
「その意気ね。今まで学んだ事を忘れなければ立派な巫女になれるわよ」
美雪はここで受けた巫女としての訓練の事を思い出した。まずは礼儀作法に始まり、色々な神様たちの紹介、歴史などを学んだ後に<活動>する方法を学んだのだった。
その活躍ぶりは、女神である楽葉ですら驚くようなものだった。
「さあ、今から貴方に神の力を授けるわ。そうしたら、いよいよ活動開始。期待してるから」
そう言って、自然を守る女神は両手を広げて、たった一人の巫女を抱きしめた。決して格は高くなくてもれっきとした女神である楽葉の抱擁は、人間の少女を不思議な存在に変えるのに十分だった。
「さあ、行きなさい。愚かな人間たちに神の怒りを思い知らせるのよ」
楽葉の言葉に合わせて、美雪の身体は急激に変化を始めた。それは、普通の少女が神の領域に足を踏み入れる事と同じ意味を持っていた……。

別の神によって邪魔な人間が全て片づけられた街に、身長50メートルに巨大化した美雪が降り立ったのは、1時間後の事だった。巫女装束姿に、楽葉から授けられた特製の御幣を持っていたが、両足を開いてポーズを決めると凛々しかった。
「この街は楽葉様の命により、わたしこと神楽美雪が浄化します。覚悟!」
宣言と、破壊が同時だった。いきなり、白足袋と草履に包まれた足で目についた住宅地を蹂躙して歩き始めたからである。既にはちきれんばかりに高まっていた破壊衝動が一気に開放されて、美雪は無邪気に微笑む。
「ここまでめちゃめちゃに開発するなんて、少しやり過ぎですね。ちゃんと自然に返してあげます!」
模型を使った練習の時にも口をついた台詞と共に、巨大化した巫女はかなり大きなマンションに御幣を降り下ろす。神力の込められたそれによって、大きな建物も土台まで両断されてしまったが、美雪は軽く足を振り上げて壊してしまう。瓦礫が増えたが、気にすることなく踏み潰して周囲の建物もまとめて壊滅させる。
<その調子よ。壊滅させても構わないから>
心の中に、楽葉の言葉が響き渡る。
<はい。こんなに楽しいなんて思いませんでした。小さい時からの夢だったんです。巨大化して、怪獣映画みたいに暴れるのは>
<いい心がけね。そうやって善行を積めばもっと楽しくなるわ。神の力をもっと見せつけてやりなさい>
<はい、楽葉様>
言葉の無い会話を交わしている間にも、破壊劇は続いた。
高圧電線塔は巨大巫女が無理やり横切っただけで電線が切れて火花を散らし、アーケードの商店街はアーケード自体が凶器となって壊滅させられる。
その近くにあったガスタンク基地は満面の笑みを浮かべた美雪がボールを蹴飛ばすかのように全てのタンクを破壊したので、派手に爆発炎上して無残な姿をさらけ出すことになる。
鉄道の高架線にいたっては、通勤電車が巨大化した巫女によって握り潰され、地上に叩きつけられたりした挙げ句、土台ごと引き抜かれて大通りに投げつけられて車ごと破壊されてしまう。
空は破壊されたガスタンクなどから吹き上がる煙によって黒く染まり、街は瓦礫だらけになっていったが、巨大な美雪は破壊衝動を全て発散して、満足していた。
大通りに出て、周囲のビルをまとめて倒してしまうと、御幣を持った右手を高く上げてポーズを決めたからである。
「この街は、楽葉様にお仕えする巫女であるわたしが全部浄化してみせます! 自然を破壊した罪の重さを思い知りなさい!」
それは、思いがけない形で逆襲に転じた大自然の人間に対する勝利宣言だった。

……

次回はSSシリーズの更新ですが、10回目なのでそろそろ指向を変えて変えてみたいと思います。具体的には二人の巨大少女のサイズ変更です。今は30倍サイズですが、もっと街を壊し易くなるサイズにする予定です……というと、おおよそ想像はつきますね(笑)。
イラストは現在ストックが2枚(いずれもかなりの良作!)、発注中が2枚となっています。

最後に宣伝。ホームページの方で新しい物語の連載を始めました。

「おてんば姫は冒険者」
小さな王国の王女・ユリアは退屈をしのぐためにとんでもない企てを成功させる。従者のエヴァンを連れて王宮を抜けすと、冒険者になってしまったのだ。酒場で会った駆け出しの冒険者たちのパーティに加わったものの、その時王国には王位簒奪の陰謀が進行しつつあった……。
第1話を本日5/30に掲載していますので、お気軽にどうぞ。ライトなファンタジー小説です。

おてんば姫は冒険者
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不思議の国の少女(9)-大型駅破壊決戦-

今回は久しぶりにSSの更新です。かなり長くなっていますが、まだ続きます(笑)。どうかまったりとおつきあい下さい。相変わらず破壊ばかりです。

……
アクティブな私服に身を包んだ亜梨子、ブレザー制服姿の兎少女の真夜が足を止めたのは、駅前広場まで来た時だった。
「ここが最後の戦場になるのね。面白そう」
興奮を隠せない様子で、亜梨子は言った。足元では交差点の車を全て踏みつけていたが、胸元に両手を添えて嬉しそうだった。
「好きに壊してもいいのよ。どうせ最初からめちゃめちゃにしてしまうつもりだったんだから」
笑って真夜も答える。二人の巨大少女の前には、高架線上に展開する大型駅が破壊される瞬間を待っていた。駅前広場にはロータリーもあって、バスやタクシーが停まっていたが、いずれもすぐにスクラップになるのは間違いなかった。
「電車もあるんでしょう?」
「もちろん。ここからは見えないけどこの奥には車両ヤードもあるから巻き込んでしまうのもいいわね」
「そうよね……。じゃ、いくわよ!」
亜梨子のその声が、大型駅大破壊作戦の開始の合図となった。巨大化した普段着少女は、チェックのミニスカートをふわりと翻しながら駅前広場に足を踏み入れたからである。赤いキャンバススニーカーの下で、ロータリーに停まっていたタクシーやバスが簡単に破壊されていく。
「ちょっと、攻撃しないの?」
「これ見てたら自分の手で壊したくなっちゃった♪ ほら、見てよ。こんなに簡単に壊せるんだから!」
驚いた真夜の言葉にも、亜梨子は耳を貸さなかった。スタジャン風ジャケットに包まれた腕をロータリーに面していた建物に叩きつけて、正面を吹き飛ばしてしまったからである。もちろんそれだけでは満足できないので、今度はスニーカーと黒のソックスに包まれた足で蹴り上げて、周囲に瓦礫を撒き散らしてしまった。
足元にはスクラップになった車が散乱し、その上にビルが壊された際の瓦礫が降り注いだが、亜梨子は満足そうだった。
その場に無造作に膝をついて、壊したばかりの歩道橋を片手で掴み上げると、それを武器にして建ち並ぶビルを壊してしまったからである。
「ねえ、壊さないの? みーんなわたしがめちゃめちゃにしちゃうわよ」
亜梨子が言い切ったのは、三つの大型ビルがただの瓦礫と化した後のことだった。スニーカーで瓦礫を踏み潰し、手には歩道橋の成れの果てを持ったままだった。
「そうね。やっぱりあなたにはお仕置きが必要ね!」
いかにもわざとらしい亜梨子の言葉に対して、真夜は行動で応えた。油断する巨大普段着少女の腕を掴むと、そのまま振り回してしまったからである。亜梨子があっと思った時には遅かった。
「えーい!」
真夜の掛け声と同時に、まだ壊していなかった大型駅の中央部に座り込んでしまったからである。スカートに包まれたヒップの下でホームや建物が潰れ、とっさに伸ばした手は駅自体を巻き込んで破壊する。
1000トンを越す体重を受け止めては、持ちこたえるはずがなかったが、亜梨子は構ったりしなかった。駅を壊して足を踏み入れてきた真夜の攻撃を無造作に転がってかわしたからである。
ジャケットやスカートからは瓦礫の破片がぼろぼろと落下し、巨大化少女の全身が壮絶な破壊劇を演出する。
「簡単に壊れるわね、そんなことをすると」
「狙ってやってるから当然じゃない」
平然と言いながら、亜梨子が体を起こしたのは駅の建物が全て破壊された直後のことだった。ただの瓦礫となった駅の上に片膝をついて、真夜を見つめ返す。
束ねた長い髪が上空の風に揺れ、洋服からは瓦礫などが落下していたが、その姿は真夜でも息を呑むほど凛々しかった。
それを見て、亜梨子が反撃に出た。スニーカーで瓦礫や残っていた建物を蹴散らしながら、真夜に体当たりしたからだった。しかし、予想していた巨大兎少女は何とか受け止める。
「甘いわね。もっと建物を壊して反省しなさい!」
あまりくっついたままだと、また<百合>チックな発言が出かねないので、真夜は兎耳を揺らしながら亜梨子を投げ飛ばした。つもりだったが……。
ブレザーの襟を掴まれたままだったので、自分もまたまだ無傷だった地区へと体を投げ出す羽目になった。そこにあったのは……石油がたっぷり詰まったタンクだった。
次の瞬間、大型駅自体が原形を失う程の大爆発が発生して、一気に炎と煙が吹き上がった。駅の南半分は炎の海と化し、二人の巨大少女はその中央に転がって建物を破壊する。
「炎の中のキャットファイトって面白いわね」
ゆっくりと体を起こして、亜梨子は笑って言い切った。その横顔は炎の輝きを受けて、奇妙な陰影が浮かんでいた。
「こんなに最悪な破壊劇を自分でする子は初めてよ。まったく、めちゃめちゃじゃない」
「いいのいいの。もう誰にも止められないんだから!」
亜梨子が攻撃に転じたのはその時だった。炎上する瓦礫の中央に転がったままの真夜に、四つんばいになって近づくと近くにあった大きな照明灯を引き抜いて叩きつけたからである。それが原形を失うと簡単に投げ捨てて、無理やり体を起こす。
「今度はあなたが壊してしまいなさい!」
抵抗する事すらも出来なかった。ブレザー制服に身を包んだ巨大少女は、スカートがまくれたまま、まだあまり壊されていなかった駅の北側に叩きつけられてしまったからだった。そこには特急列車なども停まっていたが、少女の体重によって簡単に潰れてしまい、無残なスクラップとなる。
それでも亜梨子は立ち上がると、炎を蹴散らして真夜に近づいた。攻撃に移れないのを確かめると、足元から特急列車のなれの果てを掴み上げる。
「列車を武器にするといかにも怪獣映画みたいね♪ こーんな事までしたりして」
足元では駅を壊しながら、巨大な少女は簡単に列車を引きちぎってしまう。余った部分はヤードの方に投げ捨ててさらに電車を壊すと、手にした部分は真夜に叩きつける。
二度、三度と攻撃を続けるとさすがの電車も壊れてしまったので、亜梨子は不満そうな表情で投げ捨てると、今度はスカートから伸びる真夜の両足を掴む。
「あ、それは止めて……」
「さっきのお返し! パンツ丸見えでもいいんでしょう!」
縞模様の布を剥き出しにされながら、真夜が転がされたのはその時だった。駅の残りの部分はこれによって破壊され、ヤードすらもブレザーから伸びる手が破壊して、複数の電車を潰してしまう。
それでも亜梨子は、まだ壊れていない電車を掴み上げると、それを巨大兎少女のふっくらとした胸の谷間に押し込んでしまった。
「どう? 電車で遊ばれる気分は?」
「こんな事までしないでよ……」
「下で遊ばないだけマシでしょ? ほらほら!」
巨大なブレザー少女の上着をはだけさせ、ブラウス越しに電車をこすりつける行為が楽しかったこともあって、亜梨子は何度もそれを繰り返すと、自分自身もその場に座り込んでしまった。
チェックのミニスカートの下でまた電車が潰れたが、白い布をかいま見せながら、自身の形のいい胸に電車を押し当ててしまう。
「何をしてるのよ……」
はだけた上着を直しながら体を起こして、巨大な兎少女は心底呆れていた。
「ちょっと遊んでるの。面白いじゃない」
「きみには負けたわね。2ポイント目を上げるわ」
「その約束、まだ有効だったのね。もう忘れたと思ってた」
「忘れてないけど、この調子だと全部壊すまで帰るつもり無いんでしょう?」
「当然じゃない」
電車遊びに飽きたのか、亜梨子は電車を投げ捨てて立ち上がった。まだ無傷の地区を見つけると、喜々とした表情で襲いかかっていく。
もはやどちらが主導権を握っているのか分からないまま、真夜もそれに加わるのだった。

……
次はイラストなので早めに更新したいと思います。予告している通り、新人巫女・美雪の初活動編です。お楽しみに!

続いてホームページで連載している小説の宣伝です。今回は新しく紹介する短編もあります。

「少女神官の勇気」
ファンタジー物短編です。勇敢な少女神官のエレンの光と影に迫る物語です。ちなみにエレンのモデルと
なっているのは「東方」の魔理沙なので、口調が「~だぜ」になっています(笑)。男勝りで、優秀な神
官戦士である少女の秘密は……読んでからのお楽しみです。

少女神官の勇気・メインページ

「-少女幻想調査行-深淵の月」。
現代日本を舞台にした物語です。視能力を持つ少女・七海と「この世の不思議を見抜く」力を持つ
春那のコンビが、月と水が織りなす「深淵」の謎に挑む物語です。少女同士の友情物語(ソフト百合
ともいう(笑))が好きな方は是非どうぞ! 現在書き下ろしで第23話まで連載が進んでいます
(5/16更新)。

-少女幻想調査行-深淵の月・メインページ

「星の夢の終わりに」
異世界ファンタジー小説で、これも現在ホームページで連載中です。記憶を失った少女・セシリアと
婚約者を失った少年・ランベルの出会いから始まる物語で、現在76話まで連載が進んでいます
(5/16更新)。大長編ですが、連載なので少しずつ読めると思います。

星の夢の終わりに・メインページ

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小笠原智広

Author:小笠原智広
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